走る事について考える

僕はいわゆる普通の人間で、運動神経も昔から普通だった。中学校では野球をして、大学では1年だけサッカーをやってみたけれど、どうにも長く続かなかった。今でもサッカーは好きで、DAZNでよく試合を見たり、サッカー選手のインタビューやニュースを見るのは好きだけれど、実際に自分がするのとでは大きく勝手が違った。
サッカーをやめて、これからどうしよう、大学生活を何もせずにブラブラと過ごすのは勿体ないし‥と考えている時に僕は走ることに出会った。厳密に言うと、走ることを題材とした小説に出会った。
三浦しをんさんの、「風が強く吹いている」と、佐藤多佳子さんの「一瞬の風になれ」だ。
この年は本屋大賞に2冊も陸上の小説がノミネートされ、僕は貪るように本を読んだ。
主人公達と同じように敗北を悔しがり、勝利に喝采した。そして、この2つを読み終えた時に思った。

走ろう。

我ながら単純だ(笑)

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