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どうしてソロフォトウェディングをしようと思ったのか(決断の場)

背景

については、そろそろしつこいので、詳しくは他のnoteや、自己紹介(プロフィール)をご覧頂くとしまして、
私自身は、戸籍性男性で、いままで男性でないといけないと思い、男性ホルモン補充療法を長年続けてきましたが、どうしても男性ホルモンと身体の相性が悪いらしく、体調を崩したり、またいろんな病気の原因になったり。
なので、今年(2022年)の1月から、思い切って男性ホルモン補充療法を止めたところ、医師から言われていたとおり、もともとの女性ホルモン生産能力が高く、男性ホルモンは副腎由来含めほぼ無しに、女性ホルモンはそれなりにある状態となったため、女性化が勝手に(自分自身の生産するホルモンで)進んでいます。
それを食い止めるための男性ホルモン補充療法だったのですが、止めたいま、自然な状態として身体が女性化を選択しています。

でも心の戸惑いが

でも、やっぱり、男性性に対する未練とか、戸籍が男性なんだから男性でなければ、などの思いがあったりします。でも、あの辛い治療には戻りたくない。
その、心の迷いを「断ち切るための」ソロウェディング(ソロフォトウェディング)なのです。
そして、女性化しつつある今を残しておきたい気持ちもあり。

ウェディングは女性の「決断の場」だ

そう、ソロウェディングに限らず、ウェディング(結婚式)は、女性にとって一つの大きな「決断の場」なんだと思うんですよね。
本当にこの相手で良いのか(もしくは本当にこの内容を決めて良いのか)を、準備段階のメイクやヘアメイクをして貰うところや、もっと前のウェディングドレス選びの時から自問自答して考えて、ウェディングドレス選びではいかに自分を綺麗に見せるかを考えてドレス選びをし、そしてメイクやヘアメイクでもいかに自分を綺麗に見せるかを考えてメイクとかしてもらい、その最中も本当に良いのか、まだ引き返せると自問し、そして純白のウェディングドレスに袖を通し身を包んだ瞬間、そして後ろのファスナーや紐を閉められた瞬間、自分ではもうドレスは脱げないわけで(注:ドレスの構造によっては脱げますが、ここではそういうものということで)、引き返せないことを悟るとともに、決意を徐々に固めていくんだと思うんですよね。
そしてヴァージンロードなり、何かの場所で、ヴェールを下ろして貰って支度が全て調うとき、引き返せないところに来たことを覚悟し、そしてお相手や物事に対して、決断する場となると思うんですよね。

どうしても女性は、筋力とかの立場的に弱いのは、社会学的な問題ではなくて、医学的な問題。なので、相手を選ぶというのはかなり重要なこと(DVとか起きると困りますしね)。その、もう引き返せなくなる場が「ウェディング(結婚式)」の場で、ウェディングドレスを白い死に装束に例えた人が居るくらいの、人生で重要な場。
また、医学的に支障のない女性なら、出産などの問題も控えてきて、十月十日は妊娠という状態で身動きが非常に取りにくくなってしまう分、そこに繋がる「ウェディング(結婚)」という場も、重要な決断の場だと思うんですよね、知らんけど(大阪人が最後に付ける謎言葉)。

ソロウェディングで私も決断を

そのシチュエーションを勝手に借りようとしているのが私なわけでして、少し申し訳なさはあるのですが、でも、男性として生きるか(男性ホルモン補充療法や、性腺刺激ホルモン補充療法をするか、副作用とか辛いけど)、女性として生きるか(自然な状態ではあるけど、周りとの問題は生む可能性)、まぁ近年では便利に「アジェンダー」とか「Xジェンダー」とか「ノンバイナリー」とかがあるわけで、そちらでも良いわけですが、やっぱり一度きちんと決断しておきたい。
残念ながら(まぁ、アセクシャルなので当然ですが)お相手はおりませんが、ここはお相手は必要なくて、私自身の「方向性の決断の場」なので、一人で良いわけです。

ウェディングドレスを選ぶ段階から、いかに自分が綺麗に見せるかを考えて、また「女性性になる」を選択するつもりで女性に見えるようにウェディングドレス選びをして、そしてメイクやヘアメイクで調えて貰う間も、本当にこの方向で良いのかを自問自答して、女性に見えるようにメイクアップアーティストさんなどには頑張って貰って、そして純白のウェディングドレスに袖を通し身を包んだ瞬間、そして後ろのファスナーや紐を閉められた瞬間、自分ではもうドレスは脱げないようになり、引き返せないことを悟るとともに、決意を固めていくかたちになると思います。そしてヴェールをつけてもらい、あとは、その姿をプロのカメラマンに、絶好のシチュエーションと思う、ハワイの青い空、青い海、白い砂浜や、街中、模擬チャペルなどで収めてもらって、客観的にも見る(女性として見えるかどうか、がカギになるかなと)ことで、さらに決意を固められると思います。

決断の種類は違うけど

そう、決断の種類は違うけど、でも、この自然と「女性化していく身体」というものを受け入れるのか、抗って再度男性ホルモン補充療法をするのか、悩みを「断ち切る」ための「決断の場」として、ソロウェディング(ソロフォトウェディング)の場をお借りしようと思っています。

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