意見の異なる人たちが集うことの意味

いよいよ官民連携の内容の話になっていきます。
(もう発足しているので正式版はHPで検索してご覧ください)
https://www.city.niigata.lg.jp/smph/kosodate/gakko/gakko_keikaku/gakko20201201free.html

皆様に迷惑にならないようにしつつ、プロセスをお伝え出来たらと思います!(腕の見せ所)

市教委から招集されたフリースクール関係のメンバーですが、
お互いのことはよく分かっていないのが現状です。
組織においては「誰がリーダーを務めるか」も重要になりますので
各自が少しずつ理解し合いながら組織を進めていく必要があります。

「お互いがどんな人か分からないといい仕事ができない」
という考え
「早速、各自が自分のパフォーマンスを出し合えばいい」
という考え

どちらも正しいからこそ難しい。
皆さん代表者なので、自分を強く持っておられます。

対立するくらいなら、自分なんて持たない方がいい。
自分とは他者に合わせて作られるものという考え方も私は好きです。

一方で、
お互いに自分をぶつけ合って分かりあい、より良いものができる
という考え方も素晴らしいと思います。

話し合いや職場では、後者の方が好まれますね。そうすると前者の方は居心地が悪くなります。
そもそも、市教委から呼ばれた我々は同じ理念をもって主体的に集まったメンバーではないので、
自分の仕事プラスαでやってあげているスタンスの方もいれば、
お力になれなくて私はいない方がいいのでは・・・という方
これをいい機会に自分ができる貢献を目一杯やりたいという方
色々な意見と立場を持った方がいます。

ですから、例えばルール決めをする場合も
「安心安全のためにしっかり決まりを設けるべき」
という意見があったり
「他者の活動に第三者が良し悪しをつけるものじゃない」
「自然淘汰されていくからルールが障壁となってできない人はなるべく少ない方がいい」
という意見もあり・・・とにかく皆さんの意見をお聞きしながら、現時点での必要なもの、現実性等を踏まえて一番ベスト(ベター)な所を探っていく感じです。

原案を出す方は、それをもとにあ~だこ~だが起こるので、本当にメンタルがお強い(強い意志をもっている)と尊敬します。

大揉めで大変そうに書いてしまっていますが、
実際は「皆さん色々な考え方をお持ちだと分かった」という点がとても大事で全てにおいて解決は難しいですが、課題や思いを共有しただけで既に大きな成果になっていることは皆共通して感じていたように私は思いました。

今まで各自が個々に独自に活動してきたものが、少しずつ連携共同していく。
手間はかかりますがこれは大きな前進で、それが子ども達の為になるって信じているから、皆さん続けてくれているんですね。

さて、民間同士は月一回の会議をしながら少しずつ進んでいますが、
行政の方も大変だったそうです。
担当者の方は「今まで民間を知らな過ぎたので教えてください。協力お願いします。」
という姿勢で歩み寄ってくれますが、現場の先生方の中には
「フリースクールって塾でしょ」
「学校と一緒にしないで」
等と良くも悪くも学校をとても誇りにして、大事にされている方もいますし、校長会(年配のベテランの方)と若手の現場の方でも大分考えに違いもあったりするそうです。
(色々な先生がいるからいいんですよね!)

フリースクール連携事業は大事ですが、緊急を要することにならないので、コロナ対策を筆頭に先生方や教育委員会の方々は日々お忙しく、毎月全員が時間を取って会議をするのも大変なんです。
それでも、少しずつ会議を重ねて、
特にフリースクールに通っている子どもの様子を学校側も記録に反映できるようによりよい連携・報告のフォーマットを繰り返し作り直したりしていました。


今回はここまでにします。次回はフリースクールと学校の連携の方法について書いていきたいと思います。最後までお読みいただきありがとうございました。

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