【イチロウ】 イチロウのネーミングの由来 サービス編#5
介護保険外の在宅介護サービス「プライベートヘルパーイチロウ(PHイチロウ)」を運営している株式会社LINKの水野です。
今日は、弊社の運営するPHイチロウのお話をする際に必ず聞かれる「イチロウのネーミングの由来」について書いていきます。
イチロウのビジネスの着想
イチロウとして提供している介護保険外の介護士を派遣するサービスは、今から2年前に参加したアクセラレータープログラムで着想したものでした。
アクセラレータープログラムを知らないという人は、下記の記事を読んでみてください。Wikiです!
私が参加したのが、「Open Network Lab」という日本では老舗のアクセラレータープログラムでした。
プログラム参加当時は、介護業界のコンプライアンスの課題を解決するQ&Aサービスのアイデアをブラッシュアップしており、そこから介護事業所向けの教育動画サービスなど、様々なサービスを思いつきピポットを繰り返し完全に迷子になっていました・・・www
3ヶ月のプログラムも残り3週間となったタイミングで、1泊2日の合宿イベントがあり、そこで「介護業界の課題は、人材不足であって低賃金の職業であること。スタートアップとしてリスクをとって解決すべきはそこではないか?」という言葉を、当時のプログラム責任者の猿川さんに言われました。その言葉を聞いて、体に雷が走ったような感覚があったことを覚えています。
この課題を解決する方法はとてもシンプルでした。介護保険という国ルールにのらず、「品質の高いサービスを提供し、それに見合った料金をいただき、介護士へきちんと払う」それだけです。もしかしたら、年収1,000万円の介護士を輩出することも夢ではないと思いました。
ここでイチロウのビジネスアイデアが完成しました。
介護業界の流れの中で、介護保険で提供できる価値が低下していき始めている今だからこそ、介護保険外でそんなプラットフォームを作る、いいタイミングでした。
プログラムの集大成のピッチでは、「プライベートヘルパーイチロウ」ではなく、「暮らしのサポーターHare」というネーミングで発表していました。
サービス名の変更 (Hare→イチロウ)
プログラムも終わり私は名古屋へ戻り、名古屋でHareのアイデアを形にすることにしました。
まずは、簡単なLP(ランディングページ)を作成し、Googleのリスティング広告をうち様子を見ることにしました。広告配信後2週間程度で、数件の問い合わせをいただき、自分で現場へ出向きサービスの提供をはじめました。
サービスを開始してすぐにあることに気付きました・・・
問い合わせの電話を受ける時に、必ず「晴野(ハレノ)さんですか?」と聞かれることに気付いてしまいました。
私:「お電話ありがとうございます。Hare(ハレ)の水野です。」
お客様:「晴野(ハレノ)さんですか?」と聞かれます。
これはイカン!!!と思い、サービス名を変えることにしました・・・
そこで新しいサービス名として「イチロウ」へ変更することになりました。
イチロウの由来
前振りが長くなりましたが、このような経緯があってイチロウに改名することになりました。ここからがイチロウのネーミングの由来です。
ネーミングを考える際に、サービスの経緯や私の過去の経験について考え直しました。
大きな思いとしては、私がこれまで10年以上介護業界で働いてくる中で、自分の働いている老人ホームなどを含め、自分の両親に自信を持って使ってもらいたいサービスに出会ったことがないことでした。
これは、介護業界で働く人なら話に上がる内容かと思います・・・
「ここ、自分の両親には使わせられないようね・・・」こんな会話を昔からよくしていました。恥ずかしい話です。
しかし、これが介護の本質をついており、介護保険で運営されている以上、「良いサービスを追求して頑張っても企業の売上は一緒、それよりも売上をあげるための書類を作って加算をとること」これが介護保険上で成り立っている企業のモチベーションです。介護保険の構造が、そんなモチベーションにしてしまうのです。(現場で働いているスタッフは一生懸命働いています。これが介護士の優しさに依存した介護保険の闇だと思っています)
世の中のほとんどが介護保険サービスで、このまま自分の祖父母や両親に介護が必要になったときに、自信を持って勧めるサービスや企業がないことは、介護業界に長年従事してきた人間として恥ずかしいと思いました。
そんな思いから、自分の祖父母に介護が必要になった時に、自信を持って使ってもらえる品質の高いサービスを作ることを目標にしたいと、祖父の名前の一郎から「イチロウ」というサービス名にしました。
これが、イチロウのネーミングの由来でした。
高品質な介護サービスを作ることは、私が介護業界で起業を志すきっかけになった、23歳の時のエピソードとも重なっています。
Open Network Labで着想をえたイチロウは、私の起業のきっかけや介護業界での経験から、生まれるべくして生まれたサービスなのかもしれないと思っています。
今は、イチロウを通して「介護をする人も受ける人も幸せな世の中を作る」というビジョンを達成していきたいと思っています。
今日はここまでにします。
最後まで読んでいいただきありがとうございました。
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