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ホライゾンゼロドーンに夢中だった話

タイトルの通りこの一月ほどホライゾンゼロドーンに夢中だった。

Play at HOMEとして無料配信されていたのがきっかけであった。
情景が美しいと聞いているし、アクションが苦手でも眺めるくらいは試してみても良いかな、という気持ちからだ。
(ちなみにアクションについては勘違いしていて、実際にはアクションRPGとして主人公のレベルを上げたり武器の強化、スキル取得を地道に行っていればアクションが得意でなくても本編、サブクエスト等の殆どで詰まる事はなかった)

それが触り始めた初日からどっぷりとはまり込み、空き時間にはPS4のコントローラーを握る日々が始まった。
サガフロの息抜きのつもりだったのに……。

上述の通り、アクションRPGなので主人公のレベルを上げればHPが上がり、スキルポイントで便利なスキルを取得することが出来る。
おかげである程度のごり押しが可能になる。
とは言え、多少は経路を考え、敵の死角を突くような作戦を立てておかないとキツくなってくる。このバランスが丁度よかった。
私が選んだ難易度はNormalだったが、程よく死に、程よくリトライしてクエストをクリアし……という絶妙さだった。
ちなみに私が苦手だったのは主に次のパターンだった。
・空を飛ぶ敵(ストームバードよりも数が多く的が小さいグリントホークの方がより苦手)
・高いところの移動(このゲームでは高所からの落下ダメージが大きく死亡判定も厳しめなのだが、高所の淵でふらつくようなモーションがないため、気付いたら落下→さよなら!という事がままあった)

しかしこのゲームの絶妙なところというか、アクション苦手勢にも優しいところは、
・弱点を突けば大ダメージor麻痺や気絶が狙える
・遠い場所からでもちまちまと攻撃が可能で、時間を掛ければ何とか乗り切れる(空を飛ぶ敵は空を飛んでくるのでこれが難しい)
罠もそう難しくない割に効果は覿面で、ステルスもあまり難しくはない。歯ごたえを求める人は難易度を上げたり、装備やスキルの縛りを課したりするのかな?とも思う。

こうして、絶妙な歯ごたえで戦闘を楽しみながら、戦闘終了後には噂通りの美しい風景が目に飛び込んできて晴れやかな気持ちになる。
寒冷地から乾燥地帯、あらゆる場所で迎える朝日の爽やかさ、日中に遠くまで見える風景の美しさ、夜の静けさ、更には雨や雪といった天候も見慣れた風景に違った印象を与えてくれる。

更にストーリーも先が気になる展開が続く。
主人公のアーロイが強く賢く優しい。それが少々周りから良いように使われすぎてお人よし過ぎるのでは?と思う事も少なくないが、アーロイはそれで良いのだ。終盤に明かされる事実がまた、彼女のそうした行動を肯定してくれる。
本筋はSFで、世界を知るためのヒントとして収集できるテキスト、音声資料の量は膨大だが(本当にめちゃくちゃ量がある)、それらを全て読まなくとも本筋を理解することは難しくない。
文明社会が一度崩壊した後の世界で繰り広げられる物語は決して目新しくないが、何度も繰り返すようにとかく風景が美しく、また、複雑すぎない操作性により深い没入感が得られる。
まるで動物の様に独自の生態系を構築した機械達の動きも実に緻密で、モデルとなっているであろう動物達(牛や馬、鹿等々)そっくりでありながら、まぎれもなく機械であることが伝わってくる。

そうしたわけですっかり夢中になってひと月、ようやく本編をクリアした。
そろそろサガフロに戻らなければ、他に遊びたいゲームだってあるし積んでいる本だってある。
けれど、太っ腹なPlay at HOMEは追加コンテンツである凍てついた大地も無料で配信してくれたのである。
もうしばらくはホライゾンゼロドーンに夢中な日々が続いてしまうだろう。

明日午前6時に発表される続編の情報も楽しみに待っている。


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