大人になってからゲーム楽しめなくなる問題
当方、最近30歳になりました。年齢だけ見れば立派な大人とされる年齢です、年齢だけ見ればね。
私がいつ大人になったかのかは判然としませんが、少なくとも20前半のときはまだ子供だったのかなと思います。というのもタイトル通りゲームが楽しかったから、そしてここ数年、ゲームをいまいち楽しめなくなってしまってしまいました。辛い。
この「昔はゲーム楽しかったのに大人になって楽しめなくなる」現象自体は割りとあるあるらしく、特に社会人になってから罹る人が多いそうですが、もちろん大人になってもずっとゲームが楽しい人もいるわけです。ネットでそういう人たちを見かけてはいいな〜、いいな〜と下斜め45度くらいから見上げています。
なぜ楽しめないのか?理由はいくつか挙げられますが、私の場合ゲームの進化についていけなくなった事が大きいかもしれません。放課後スーファミでドラクエやぷよぷよをピコピコやっていたのが私のゲーム原体験なんですが、2Dドットで満足していた身としては現在のゲームはあまりに3D過ぎる、というか酔う。10分くらいでゲロゲロに酔ってインターバルを挟まなければまともにプレイ出来ないのです。なんというポンコツ三半規管。
酔いを我慢しても、操作方法やチュートリアルですら遊び方が複雑すぎてついていけないこと多し。プレステ4いくつボタン付いてんの、あたい親指と人差し指しかボタンカチャカチャできないよ……。あと教えてくれるのありがたいけど操作そんなたくさん覚えられないよ……。単純に不器用で覚えがよくないというのもあります。
以前はそれでも頑張って覚えて遊んでたんですが、最近とんと覚えられなくなってしまいました。記憶力の低下というよりは、頭の中にゲームが入る余地が無くなった、という方がしっくりきます。いろいろなものを頭に詰め込んで大人になった結果、私の頭にはもうゲームが入るスペースが残っていない。そんな気がします。
でも「ゲームが楽しかった」という記憶だけはしっかり残っているので、ゲームへの憧憬だけがずっとある。でももう思ったようにゲームはできない。そりゃ、辛ぇでしょ……。
なんか辛くなってしまいましたが、最新技術についていけない自分に挫けるよりも、ゲームとの付き合い方自体を見直す時期なのかなって気がしてきました。最新ゲームだけがゲームじゃなし、思ったようにゲームをできなくても、まだ私が楽しめるゲームはどこかにあるように思います。
冒頭の、「大人になってから」ゲームが楽しめないというよりは、余裕のない、それこそ遊びのない生活を送っている人がゲームを楽しめなくなるという方が正確なのかもしれません。生活に余力を持たせて、遊びに気力を残せるようにしていれば、いつか「ああ、またゲームがしたいな」と思えるようになるのかも。