指示のとおりに、仕事すれば楽。でも、上司が居なかったらどうするの?
これは、何処でどうとかではなく、何処にでもある話だと思うが
知識はたんと頭の中にあるのに、活かさず、いや活かせずに上司の指示通りに動くだけの職員の、何と多い事か。(チコちゃん風)
何故、上司がその指示を出しているのか。
何を求めているのか。足りないと思っている所は何か。
それを考えもしないなんて、仕事をしていて半分以上損をしているとつくづく感じる。
まぁ、勿論的確な指示を出せる上司に限るのだが。。。
ただ、本当にそこが分かると、面白いくらいに仕事が前に進む。
感じる事、考える事を癖づけるためには、不便な環境の方が生み出せるものが大きい。
制限がある分、必ず工夫が必要になるからだ。
「不便な中にこそ、工夫は生まれる。様々な工夫を生み出せ。」
私が常々、己に言い聞かせ、管理者時代にはどの仕事の時も職員にそう指導をしてきた。
そしてもう一つ。先般の記事にも書いたが
「やってもいないうちから文句を言うのではなく、何か意見があれば対案を出せ。」
という事である。
人は、気づく事の入り口には敏感である。
しかし、中に入ってからどう抜け出すか、どう新しい階段を上るかを考えれる人は意外に少ない。
『抜けれねぇ、誰だよこんな事したの。』
『どうやって抜けれるのか聞いてないから出来ません。』
と、自分で気が付かないうちに、あるいは分かっていてもバンバン言ってるのである。
客観的に見ると稚拙なのだが、自分がやってしまっている事に気がついていない人は多い。
これは、介護もその他の仕事の管理者も経験して人を沢山見てきて、実際にマネジメントをしていて感じた事だ。
アスリートの方々は、必ず上記2つのプラス思考が身に付いている。何故なら、いつどんな時でも、己と向き合うしか結果を出せないからだ。
仕事は、どうせやるならとことん前向きにやりたいし、前向きにやった方が楽しめる。苦しい事も楽しめる。人生とて同じ事。
勿論、常に前を向ける訳ではないが、基本そのスタンスは忘れずに行きたい。
後ろ向きに考えて、いい介護ができるはずはないからだ。勿論、利用者、入居者に精神的影響も出るであろう。
上司のコピーや、ロボットではダメだ。
模写から入ってもいい。その模写をどうしていくのかを考えなければ、ただの手前味噌だ。
勿論、コピー対応等、そうした方が良い場面もあるが、全てそうしていては、判断も出来ない人間になってしまう。
普通の仕事は、AIでも出来る世の中。
介護職が、全般的に介護ロボットにならない理由は簡単だ。
人相手だからこそ、対応力や柔軟性、経験値がものを言う。一辺倒な介護技術では、カバーリング出来ないのは当たり前。
生まれ育った環境も、体格も、性格も違う。
だからこその、人間力。
人としての力が問われる。心身共に。
介護も、そのうち個人事業主と超大手の二手が主な時代がやって来ると予測している。
どちらであっても、自分で判断できる対応力がなければ生き残る事は難しくなるだろう。