この街で出逢えた奇跡を。2023年上半期総括
おこんばんわ。中井みことです。
2023年。私個人としては大学院修士課程を修了し、一般企業に就職した「節目の1年」だったのは間違いなかったのですが、それ以上に2023年は
「人間観が大きく変わった1年」
と位置づけても過言では無い1年だったと、胸を張って言えます。これは偏に、殻に閉じこもっていた自分自身を助け出してくれた「賴重秀一市長をはじめとした沼津の街の皆さん」「いな民の皆さん」「昔からの付き合いの友人たち」そして「伊波杏樹さん」のお陰だと思っています。
その方たちへの大いなる感謝を込めて、今回は2023年の激動の上半期を振り返っていきます。
【私の2023年を振り返る曲】
日常 / Official髭男dism
日本テレビ系列 news zero EDテーマ
序章:2022年12月25日・26日
この時から私の2023年の運命は決まっていたのかもしれません。
修士論文に当てる時間を割いて、無理も承知で東京へ。3年ぶりの伊波杏樹さんのクリスマスライブ「Mille tendresses」に参加したのが2022年12月25日のことでした。詳細は他の記事にて書いておりますので省略しますが、伊波杏樹さんが舞台上でみせた涙が私の運命を変えたのは紛れもない真実。
「言葉が伊波さんを傷つけたのなら、私たちが「愛と想いやり」の言葉を届けて伊波さんを笑顔にしたい!」
「伊波さんの決意表明に恥じないように、2023年は全力で伊波さんを応援し続ける!」
私はその翌日に沼津・内浦三津の浜辺で、上記に誓ったことを富士山に向かって手を合わせ、祈りを捧げました。
伊波さんならきっとこの先の困難も乗り切れられる。そう信じて。
1月3日 湊川神社への初詣
年が明け、初詣に。
心のふるさと。私たち家族の想い出は、この湊川神社と隣の神戸文化ホールに詰まっています。この時中井は修士論文の執筆の中、担当教授の去就問題で大揺れしていた中での初詣でした。
正直この頃は心身共に疲れ切っており、「とにかくこの戦いから私を楽にさせてくれ」「伊波さんが幸せに生きていればそれでいいんだ」と単純な祈りを楠公さんに捧げるだけでした。
そして、神戸文化ホールの裏手の公園でたい焼きを食します。家族4人で食べるたい焼き。公園ではしゃぎまくる私と弟を、ビデオカメラで撮影する父。この積み重ねた年月を噛み締めながら、食べるたい焼きは格別です。
2023年2月14日 修論提出
2023年2月17日 修論公聴会
この頃、無心で修士論文に明け暮れ、Aqoursのバレンタインコンサートも全て投げ捨てるほど熱からは一旦冷めていました。
そして2月14日に無事に修論を提出。2月17日(初奈の日!!)に修論公聴会を終えました。
私は大学から一目散に撤収し、向かったのは梅田のアニメイト。そう、2月16日に発売となった「Aqours Magazine ~TAKAMI CHIKA~」を買うためでした。
中を開くと大半が伊波杏樹さんのグラビアのページ。伊波さんがみかん畑でみかんを食べたり、内浦をキックボードで巡ったり。巻末の方には、ラブライブ!サンシャイン!!で音響監督を務めた長崎行男さんと、伊波杏樹さんとの知られざる秘話が書かれていました。
ホンマにご褒美として最高やった。これ読んだらウンと寝かせてくれ。頼む。
……と言ったかは定かではありませんが、泥のように眠ったのは間違いないですね。
3月4日 京都で遊ぶ
この日は旧知の仲の友人たちと京都鉄博で遊んできました。大学生時代に1回遊びに行ったことはありましたが、SLのエリアには行かなかったので「2006年以来17年ぶりの梅小路機関庫」です。
この日の京都は曇り気味でしたが、SLの煙は白い空のキャンバスに負けずに濛々と滾っていました。
3月18日 HPT貸し切り!
卒業旅行第一弾。ご縁あって伊豆箱根鉄道駿豆線でAqours「HAPPY PARTY TRAIN」の貸切に参加したのはこの日でした。
この日は結構な大雨だったんですが、そんなのお構い無しで三島市は大場の車両基地で撮影会を敢行。そして、大場駅から伊豆長岡、修善寺と南下。お昼ご飯を頂いたあとは終着地の三島駅まで。車内でお酒も嗜みながら、とても賑やかな時間を過ごしました。
そして、私を貸切に誘ってくれたとある人。今や友人として沼津で遊ぶ仲なんですが、私を「沼津のお酒の沼」にハメた人物でもあり……
3月22日 学位記授与式
いやー、長かった。
この日を持って、私は大学院を無事に修了しました。高校は併設校だったので、そこから足掛け9年間。
いい時も悪い時も、この場所で学ばせてもらったし、人との出会いも決して無駄にできない。
……本当に頑張ってきて良かった。
ここだけの話、実はこの日WBCの決勝で。午前中に記念撮影をしていたら大谷がトラウトを空振り三振に取り、侍ジャパンの世界一が決定。
周りは大はしゃぎで喜び合ってたのはちょっと特異な光景だったかな……
3月25日 念願の安田屋旅館
卒業旅行第2弾もまた沼津。しかもまたいずっぱこ。しかもまた雨。
この日は伊豆箱根の希少な観光バスを貸し切って沼津を周遊。これもこれで楽しい思い出になりましたが、一大イベントがこの後に控えます。
かねてから卒業旅行で行こうと決めていた安田屋旅館に宿泊。しかも、通されたのは「千歌ちゃんの部屋」の位置にあって、内浦の景色が一望できる「月見草の間」。
こんなミラクルあったんか。高海千歌が16年生きて、毎日眺めている美しい景色を共有できるということがとても尊くて。
ただただ感動しかなかった。特に大きく褒められることもなかった6年間の学生生活だったけど、ひたむきに頑張ってきたことを千歌ちゃんが褒めてくれたようで。
チェックアウトする最後の時まで、私はこの安田屋旅館の雰囲気を噛み締めるように過ごしました。
3月29日 万博記念公園で花見
ただただ花見してただけ。
花の写真いっぱい撮って、伊波杏樹さんが抱くセンスや審美眼を少しでも学ぼうと。ほぼ無心で写真撮ってた。
5月13日 Re merveilleux VOYAGE 大阪公演
私にとって一生忘れられない日。伊波杏樹さんが我々の地元・大阪にやってきた。
4月に今の会社に入社して、しばらく経った頃。私はこの日を心待ちにして、仕事を頑張ってきました。
肝心のセトリはと言うと、私の心を大きく震撼させる"あの曲"が入っていました。
伊波杏樹、完全復活。
従前から凛々しく美しく、背中で語っていく物凄くカッコイイ推し・伊波杏樹さん。昨年12月の、あまりにも心が締め付けられるようで、いな民だけに見せたあの涙から5ヶ月。
「最強」の伊波杏樹さんがこの舞台に帰ってきたのです。
5月6日の名古屋公演で発表された伊波さんの「アーティストデビュー」。去年の悔しい想いを胸に羽ばたいていく伊波さんの姿は、まさに「最強」だったんです。「最強のアイドル・伊波杏樹」の爆誕です。
これだけでも相当の驚きですが、伊波さんが「最強」たる所以は、「半音ピッチ上げて」歌い上げたことに尽きるでしょう。
Adoちゃんでもミセスの大森さんが提供したこの超絶曲に苦労したと聞くぐらいですので、これを半音ピッチ上げのヤバさがヒシヒシと伝わってきます。
そして「役者・伊波杏樹」の極致に至るシーンが訪れます。
このワンフレーズで何人もの人格が入れ込んである、原曲でも相当の演技力と表現力が求められるところですが、このフレーズは「伊波杏樹の役者人生」を極限まで表現したシーンでもあるんです。
「大人の女性」を演じるかのようにお淑やかな歌声で三拍子のフレーズを歌い上げるや否や、
「くっさるでしょお゛お゛お゛!!!」
伊波杏樹さん、渾身のシャウト。これだ、これが聴きたかったんだよ!!!Adoちゃんが歌う時でも、ミセスが歌う時でも、本来はここにシャウトは入らないんですが、伊波さんはこの日1番のシャウトをここにぶち込んできました。これは最早「覇王色の覇気」。
お淑やかなレディから「覇王色の覇気の持ち主」への変貌。この切り替えの素早さと、伊波さん渾身の表現力がなければこの曲は完成しなかったと言っても過言ではありません。
伊波は最強!!!!🔥🔥🔥
5月13日 いな民の飲み会・大阪の陣
メルボヤの興奮冷めやらぬ中、いな民「37人」で店を貸切って飲み会を敢行。勇気が出せずに踏み込めなかった「いな民が集結した場」。公演終了直後、実は少し緊張していたんです。
それでも、いな民の皆さんは快く迎え入れてくれた。それがとにかく嬉しくて。
そこに拡がっていた光景は「Inamin Town」そのものでした。
後日談なんですが、実は私と同じように「去年まで1人で伊波さんの現場に来ていたいな民が、初めてこの場でいな民とともに笑い合えた」という話を聞き、凄く心が温かくなりました。いな民の「愛と想いやり」に溢れた勇気に感謝。
5月14日 初めて甲子園で阪神。すると……
2021年頃から阪神タイガースに興味を持つことになり、是非とも行きたいと思っていた甲子園球場。会社の同期に誘われ、メルボヤの興奮冷めやらぬ中雨の甲子園球場にやってきました。
試合の方はなんと……
15-7。
阪神の圧勝。
私と同学年の佐藤輝明が満塁ホームランを含む2HR7打点の大暴れ。近本光司も5打数4安打、大山悠輔も5打数3安打4打点と打棒が暴れに暴れまくり、DeNAを完膚なきまでに打ちのめしました。
野球観戦ってこんなに楽しいんや。
しかも、勝ちが結構続いていたこともあってか阪神の雰囲気も良く、この日遂に首位浮上となりました。しかしこの時は、まさかアレするとは思ってもなく……
5月27日 ぬまづ港の街BAR
ラクーンのビジョンで流れてる沼津市のPR動画で高海千歌ちゃんはこう言いました。
千歌「沼津はワクワクするイベントの街!」
そう。沼津はとにかくイベントに事欠くことのない、月火水木金土日毎日がHolidayとにかく活気に溢れた街なのです。
そして、沼津にはとにかく良質な酒に恵まれた街でもあるんです。
富士山の綺麗な水、御用邸などの別荘地が育んだBARの文化、そしてクラフトビールやクラフトジンといったクラフトマンシップに溢れた人材の集結。
沼津港近辺のお店や観光施設で酒を飲み歩きながら、初夏のまぶしい日差しを受けて散歩。3月18日の伊豆箱根貸切に誘ってくれた友人と、酒の話に花を咲かせます。
途中で立ち寄った大川酒店さんの角打ちで、非常に貴重な代物に出会います。
その名も「ヨーソロー」。
説明不要。渡辺曜ちゃんに因んだお酒。
「何か私達もAqoursに因んだものでAqoursを応援したい!」という気持ちから、大川さんが入手してきたという努力の結晶。
私は果敢にも35%あるこの酒をロックでいただきました。香りが良い。パッケージの見た目の割にすごく柔らかい舌触り。ものすごく美味しかった……
そして旅の終盤、私はとんでもないサプライズに遭遇。なんと、賴重秀一市長がびゅうおにサプライズ登場!!
すごい。マジで本物や。
賴重市長は、市内でイベントがある度に会場視察と称して、会場に来ている人に積極的に交流を図っている方なんです。
そう、誰よりも「沼津激推し」をひたむきに実行している人こそが賴重市長なんです。
こんなん、推しになる他ないですやん……
5月28日 Re merveilleux VOYAGE 東京公演
ついに迎えた大千穐楽。時はあっという間に過ぎて、正直大千穐楽の記憶はあんまりないんです。強いて楽しかった思い出を言うのなら、
タオルぶんぶん楽しかった〜〜〜〜〜〜!!!!
かねてから「フェスに出たい」と想いを熱く語っている伊波さん。今回の東京公演でやっとタオルぶん回し曲が、私の大好きないきものがかりの曲「じょいふる」で実現したんです。
2024年、フェスに出る伊波さん本当に実現して欲しい……
6月3日 伊東に行くならハトヤ
旧知の友人とともに、この日は伊東に行ってました。しかも、サンハトヤ最上階スイートルーム。すんげぇ楽しみにしてたんですけど、まさかの事態に巻き込まれることに……
豪雨で東海道新幹線大遅延
生きた心地しいひんかった。当然ながら特急料金は払い戻しになり、夕食に間に合うかハラハラドキドキだったんです。それでも……
間に合いました。めちゃくちゃ美味しかった。
温泉にも入って、酒を飲み交わして、非常に満足度の高い旅になりました。
6月10日 伊波杏樹のRadio Curtain Call ~encore~
2023年3月。辛いことばっかりだった大学院時代の大きな心の支えとなった、#anju_RCC こと、伊波杏樹のRadio Curtain Callが大千穐楽を迎え、私の心にぽっかり穴が開きました。
それでも、伊波さんと、八木ちゃんをはじめとするカンパニーの皆さん、そしてキャストの私達がともに作ってきた4年半の歴史は、消えることはありません。
公演概要は他のいな民の方がアップしてるので省略しますが、ただひたすらに伊波杏樹さんらしい「のんびりまったりとした舞台」で楽しかったです。4年半の思い出が全て蘇ってくるようで、自然と涙がホロリ。
ところで、伊波さんがソワレで着用していた私服のセットアップとオニツカタイガーのブーツ。これが私の2023年を語る上でとんでもないキーアイテムになるとは……
その後、いな民で再び打ち上げ!今度は大阪の陣から若干増えて40人!!!……ところが。
RCC公演中の伊波さん曰く、「何?いな民でウン十人で飲み会したんだって??楽しそう、混ぜて」
なんでか知らんがバレとる。いなみんカンパニー、めちゃくちゃエゴサでもしとるんか?
それにしたって、ものすごく楽しかった。大阪の時の飲み会よりもさらに多くのいな民と出会い、各々の「愛と想いやり」に心がさらに温まりました。
6月17日 湊山温泉でゆったり
かねてから気になっていた神戸の「湊山温泉」に入りに行ってました。神戸の下町が醸し出す魅力が満載で、老舗の銭湯特有の味わいが何よりの癒しです。
源泉の温度が低く、初夏のカラッとした暑さを吹き飛ばすには最高の源泉かけ流し風呂。湯上がりはマッサージと生ビールで一気に疲れを吹き飛ばします。……いい心持ちや
6月18日 Killer Beeリリース記念☆弾丸沼津&秋葉原
2023年6月14日。伊波杏樹さんにとって歴史的な一日。
1st Single 「Killer Bee」
リリース。
強く激しく舞う姿。伊波さんが10年間秘めて、耐えて耐え抜いて、ようやく解放した真の力。この力がこのKiller Beeに込められています。それぐらい脳裏に強烈に訴えかけてくるんです。
いつかKiller Beeについてちゃんと語ろうかな。
あれ?中井さん??
あれあれ?今度はアキバに?
そうです。
伊波さんの衣装拝むためだけに
沼津と秋葉原へ弾丸トリップ。
過去一頭の悪いムーブをかました。後悔はない。こんな記念すべき伊波さんの門出を、こうやって拝む他ないんじゃ!!そうだろ?!
そしてホッコリした顔で中井さんは東京駅から新幹線で京都へ帰りましたとさ。おしまい。
上半期はこれで終わりです。
下半期、年越しに間に合うかな?
とりあえず、待っててくださいね。
【追記】
間に合いました。
2023年12月31日
中井みこと
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