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【実験】好きな曲を聞いているとき、心拍数は上がるのか?スマートウォッチで計測

皆さんおこんばんわ。
先日中井、スマホを機種変したついでに……


買うてみた。Google Pixel Watch。


こちら、機種変のついでに契約プランの見直しをしていると、「Pixel買ったついでにWatchもつけたら今の月額の値段と変わらん」ことに気づき、成り行きで私の元にスマートウォッチが来た。

このスマートウォッチの役割というのは、十中八九「健康管理」のためにある。
歩数・心拍数・血中酸素濃度など、色んなことが測れるらしい。
ウォッチの裏面――――――銀色の部分に穴が空いており、そこからレーザーっぽい緑の光が出ている。それを手首に当てて計測しているというもの。


とある日の中井の心拍数の推移


この心拍数で何がわかるか。
心拍数の帯域によって、身体の脂肪燃焼が起きているかどうか、有酸素運動を行っているかどうかがわかる。
Google Pixelを購入した時のデフォルトの健康管理アプリ「Fitbit」によると、だいたい117bpm以上で脂肪燃焼が始まり、143bpm以上で有酸素運動をしている時のレベル、激しい運動をしている時の心拍数のピークが175bpm以上……というもの。

ちなみに、この日の中井は朝の出勤時、昼休みの散歩、そして退勤時の徒歩チャレンジで極値を迎えている。


本題。


ところで。
皆さんは好きな曲を聴く時に、「テンションが高くなる」という現象に出くわしたりするだろうか。
とりわけ、「推しが歌ってる曲」なんかに胸をときめかせる、といった時に心拍数が高まっていると感じた人は少なからずいるであろう。

私は、スマートウォッチを引っ提げて初めて通勤をして音楽をかけ始めたところ……


なんか心拍数……上がってるくね??



かけたのはAqoursの楽曲。「Deep Resonance」。
Aqoursにしては珍しくファンタジー要素強めなダークロック系の楽曲。
無論私は「Aqoursへの感情デカデカクラブの皆さん」の一員なので、歌詞に込められたデカすぎる感情を前に”露骨な胸の鼓動の加速化”を感じた。

電車に乗って、しばらく吊革持って佇んでいた時の心拍数は平均して凡そ96。
Deep Resonanceをかけ始め、そこから1番のサビに差し掛かるまでに急激に心拍数が増加していき、「認めないよ そんな悲しい世界なんて見ていられない」辺りで達した心拍数の最大値 ―――――― 122

1分もかからずに心拍数が26も上がるって、一日のルーティン的にもそんなに無い。
静穏の状態からいきなり走り出すとかしないと、これぐらいの値にはならない。
ということで、この現象に私は大きな関心を寄せ、このような実験を敢行。


実験の手順・留意事項


【実験実施箇所】

朝と夕方の電車の中(阪急電車)

【使用機種・アプリ】

  • スマートウォッチ:Google Pixel Watch2

  • スマホ:Google Pixel 8a

  • 健康管理アプリ:Fitbit 4.17.1

  • ストリーミング:YouTube Music Premium

【実験の手順】

  1. 左手首にスマートウォッチを装着。

  2. 姿勢は立ち。左手で吊革を持ち、右手でスマホを操作。イヤホンを装着する。

  3. スマートウォッチを確認し、心拍数が96になるまで待機。心拍数が高い場合は深呼吸をしながら心拍数を抑える。身体の筋肉に力をかけないように、姿勢を工夫する。

  4. 心拍数が安定して96前後になったら、実験対象にしたい曲をかける。

  5. 曲をかけている間で最も心拍数が高くなったタイミングの数値を記録する。

  6. 1度高まった心拍数を戻すため、深呼吸などをする。

  7. 以降4~6を繰り返す。

【留意事項】

  • この実験は実験者の主観に強く依存する。すなわち、この実験で得られる効果については個人差があることに留意されたい。

  • この実験は、医学的または科学的根拠を確立するための実験ではない。

  • 心拍数96はあくまで中井の実験環境下における静穏時の平均値であり、その平均値は実験者各々で決定してもよい。

  • 実験実施時の電車の混雑度合いは、肩と肩がぶつからない程度であることが望ましい。

  • 実験を行う際は、周囲の人にご迷惑をかけないように、周囲をよく確認して実行すること。


聴いた楽曲のラインナップ

  • Deep Resonance - Aqours

  • コワレヤスキ - Guilty Kiss

  • 未来の僕らは知ってるよ - Aqours

  • コカルテ - 伊波杏樹

  • Aqours Pirates Desire - Aqours

  • Killer Bee - 伊波杏樹

  • WATER BLUE NEW WORLD - Aqours

  • 近未来ハッピーエンド - CYaRon!

  • GALAXY HidE and Seek - AZALEA

  • Snow halation - μ's

  • Holiday∞Holiday - スリーズブーケ

  • MIRAI TICKET - Aqours

  • MIRACLE WAVE - Aqours

  • ドラゴンライダーズ - CYaRon!


心拍数が上がる曲発表ドラゴン


第7位タイ Aqours Pirates Desire - Aqours 
第7位タイ Snow halation - μ's 【120bpm】

Aqours Pirates Desire。私がAqoursで一番好きな曲。
畑亜貴先生らしさ全開の、文脈の美しさや言葉に込められたミーニングの濃密さを保ちつつ、こんなにも「殴るような強い言葉」を紡げるなんて。
聴いてるだけでこんなにも闘争心を掻き立てられる曲、無論心拍数は有り得ないペースで上がっていく。

そして同率で並んだのは説明不要の名曲。
あの日 ―――――― 異次元フェスで突如流れてきた幻の名曲、Snow halation。
イントロからサビにかけての疾走感や加速していくフィーリングが、心拍数の増加をますます掻き立てていく。
いずれも、心拍数のピークは1番のサビに差し掛かるところで到達。心拍数120bpmに到達するのは相当やばいが、それでも第7位。


第5位タイ Deep Resonance - Aqours
第5位タイ Holiday∞Holiday - スリーズブーケ 【122bpm】

先述したDeep Resonanceは疾走感・歌詞の文脈のカタルシスで徐々にMAXの122に到達したのに対し、Holiday∞Holidayはイントロだけで全身に電気が走るかのように高揚感が駆け抜ける。
そう、ユニット甲子園でホリホリを浴びた時の感覚と全く一緒。
同じ122でも、ディレゾは1番のサビで、ホリホリはイントロから1番Aメロでピークを迎えている。全くもって対照的な結果になった。

《余談》
Holiday∞Holidayのリリックビデオ、6月12日で100万回再生いったそうですね。蓮ノ空の勢い、やっぱり物凄いですね🐰☕️⏰🐧🔋🎤


第4位 VICTORIA - 伊波杏樹 【123bpm】

きらみらGIGに来ていたフォロワッサンの大半が、伊波さんの気迫と表現力をベタ褒めしていた、伊波さん屈指のブチアゲ曲・VICTORIA。
聴き慣れもあって心拍数の上昇は穏やかだったが、2番以降も心拍数の加速は止まらずじりじりと120bpmに到達。
ピーク到達のタイミンクはやはりここだった ―――――― 「負ける気しないわ」。
感じた衝撃と心拍数の増加には多少のタイムラグがあるため、MAXの123に到達したのは2番終わりの間奏の間。
やはり推しは脂肪燃焼の味方だった(?)


第3位 MIRAI TICKET - Aqours 【124bpm】

ピーク到達はイントロ。
イントロで背筋がゾゾゾーッとなる感覚で、心拍数は一気に上昇。
それ以降も心拍数はかなり高いところで推移し、この曲の壮大さとワクワク加減が胸の高鳴りを加速させ、第3位にランクイン。
ミラチケに限らず、Aqoursの辿ってきた軌跡が走馬灯のように流れてくると、私の胸の鼓動は徒に加速していくのがわかった。


第2位 MIRACLE WAVE - Aqours 【125bpm】

意外や意外。Aqoursの中で一番はこれって、全く予想していなかった。
ピーク到達は、まさに千歌ちゃん ―――――― 伊波さんがあの時跳んだ瞬間
このシーンはバッチリ脳裏に焼き付いていただけに、思い出す度ドキドキ。
ドキドキした記憶の相乗効果も相まって、MIRACLE WAVEが2位にランクイン。


第1位 Killer Bee - 伊波杏樹 【127bpm】


やっぱ推ししか勝たんわ。


堂々の1位は大方の予想通り、一番大好きな推しの一番大好きな曲。
曲自体のBPMはそこまで高くないのに、ここまで心拍数の上昇が上がった。
その心拍数上昇のトリガーとなったのは、間違いなく「ライブで浴びた時の感覚のリフレクション」である。

東名阪福の計5公演、累計7回のKiller Beeを浴びてきてる。
その記憶全てが脳を内側から殴ってくる。
脳内から分泌してくる物質のことはよく分からないけど、Killer Beeを聴いていると私の脳内からアドレナリンとかドーパミンがドバドバ出てきてることは確かであるようだ。これだけ心臓がバクバクしてるってことはそういうことだよね。


まとめ


今回の研究データ


この実験を行った率直な感想。


地味に大変だった。


なんせ、心拍数を元に戻す所作がめちゃくちゃ時間かかるもんで!
1回の通勤時間で聴ける曲もそんなに無い中、心拍数が元に戻らないと実験することもままならない。
そのため、心拍数を抑えるための術を対処療法的に闇雲にやるのではなく、一旦実験のことを忘れて休憩した方が良い。

今回の研究では、聴いた「自分自身が好きな曲・推しが歌ってる曲」全てにおいて心拍数を10以上上げることができ、推しの音楽は興奮状態に導入する際には効果的であることがわかった
今回はアップテンポの曲を中心にピックアップしたが、比較的ゆっくりなテンポの音楽(BPM120程度)でも激しい曲調である場合は心拍数が上昇した。

しかし、「聞き慣れてしまっている音楽」の場合、心拍数の増加がそこまで期待できないこともわかった。
みら僕は普段から結構聴いてるし、コカルテも5年ぐらいずっと聴いてるので「逆にリラックスの方向に進んでしまっている」可能性が高い。
ウォタブは今回のランキングの上位候補だったのにも関わらず、聴く回数がかさんでしまって心拍数は頭打ちに。それでも心拍数は117なので、この曲のポテンシャルはヤバい。


心拍ゾーンに持っていくだけでカロリー消費できるんなら
とうの昔に痩せとる。


ただ、心拍数を117bpm以上に持っていくだけで脂肪が燃えるという考えはしない方が良い。
あくまで、運動をして得られるのが「心拍ゾーン」というもの。
心拍数の推移も日によって変わってくるし、座って仕事してるだけで心拍数が117になることだってあるから、心拍ゾーンという概念自体に結構懐疑的である。

しかし、好きな音楽を聴けば心拍数を10以上は底上げできると考えれば、ウォーキングやランニング、その他諸々の運動で好きな音楽をかけるというのはある意味合理的なのかもしれない


実際、APDは私のランニングのお供です。


運動する時の集中力。それを高めるためのアドレナリンを出す、という考えで好きな音楽をかけるという行為。
人間のある意味合理的な行動を、スマートウォッチという現代の代物で証明して見せた。
充実したオタクライフも健康が一番大事な要素。その為にも、推しの音楽とともに適度な運動を効率よく、そして楽しくやっていこう。


2024年6月13日
中井みこと

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