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Simplife

Simplife」という映画を観た。
西海岸のタイニーハウスで暮らす人々のドキュメンタリー 。

映画の感想を書くのは久しぶり。
以前書いていたブログでは映画の感想は定番のテーマだった。
しかし、Amazon prime の登場で状況は一変。映画を見る特別感が薄れたのか映画を観て感じたことを文字化することはほとんどなくなっていた。

でも、大きなスクリーンで映画を観ると気分が違う。
観たというより「鑑賞した」という感じで、思った事を書き留めたくなった。


さて、映画の内容。

タイニーハウス暮らしをはじめた理由は人それぞれ。
たとえば、広い家でたくさんの物に囲まれて暮らす生活に疑問を感じた家族。
消費社会から距離を置いた彼らの「アメリカンドリームだと信じていたものは実はアメリカンナイトメアだった」というセリフは印象的。

その他にも、広い家のローンを払うためのハードワークに疑問を感じた人、ただただシンプルに暮らしたい人、自分の生活や趣味に合った家を作りたい人、移動できるタイニーハウスで旅をしながら暮らしたい人、そして病気になったことで自分の生き方を見つめなおす分岐点に立った人などが登場する。

彼らに共通しているのは、自分にとって一番大切なことは何かを真剣に考えた結果がタイニーハウス暮らしだったということ。

そして、持っているものの多くを捨て、タイニーハウスでの人生を始める。
家、車、あふれる物、仕事や人間関係。それらをそぎ落とす、あるいはリセットする作業。

ミニマルで生きることは断捨離と通じるところがある。でもタイニーハウスでの生活を選ぶことはそれよりもっと大がかり。それまでの生き方を180°変えることになる。

一方で、新しい暮らしや生き方には新しい学びがある。
実際に自分でタイニーハウスを作ったり、購入することによって今までの常識が覆されることもある。どこで暮らすのかを考える過程で知らなかった世界や自分を発見したりする。そう、やってみれば大きく人生が動き出すのだ。

この話に限らず、すべてに通づることだけど、大事なことは行動すること。
やってみなければ何もはじまらない。
何かを捨てれば新しい何かを得る。

私自身タイニーハウスで暮らしてみたいという願望はないけれど、自分にとって何が大切でどういう人生を送りたいのかを考えることを忘れまい。。と、映画を観て心に誓うのであった。

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