エンジニア的思考とコンサル的思考

これは何か

年上の部下指導 P達 に困っている、インターネット事業会社、事業企画部門若手Mgr.のメモ

困ったこと

クライアントが抱える問題を解決し、他クライアントにも展開できるサービス構築を行う仕事において、後輩Pのまとめてきた仮説検証に対するコメント、指導

以下メモ

後輩指導に戸惑っている。仮説という言葉の捉え方が少し異なっている。クライアントの課題をまとめて、これからの問いと仮説、検証する項目を出して欲しいとおねがいした。すると「理想の仮説」、「現状の仮説」と記載し、それぞれ

理想の仮説 : 有りたい姿(クライアントの発言)
現状の仮説 : 現在の姿(クライアントの発言)

が記載されていた。

仮説、、ではなく、発言という事実?が記載されていた。さらにその現状を検証するという。

違和感に溢れている。

そもそも仮説とは、コトバンクやwikipediaでは下記のような定義がされている。

ある自然現象または社会現象の観察や実験の事例から,現象を説明し,あるいは法則を見出すために,設けられる基本的な仮定。
(コトバンク)
真偽はともかくとして、何らかの現象や法則性を説明するのに役立つ命題(wikipedia)

何か明らかにしたいことに対する仮の問いというような意味合いかと思っている。

これってどうコメントしたら効果的なのだろうか…
そもそも仮説じゃないことをどう説明したら、これが仮説です、と一人で考えて提示してきた方に納得して次につながるコメントができるのだろうか…

と途方にくれていたら、上司がエンジニアからコンサルタントに変わるときに苦労することを教えてくれた。

エンジニアからコンサルタントへ

こういうと色んな方に叩かれそうだが、新しいサービスを作るようなエンジニアではなく、受託開発や、パッケージ開発をしているエンジニアは基本未来の仮説を検証しない。過去の経緯を確認して検証して、事実をどう解釈するかということを求められる。過去に遡っていく。

一方でビジネスコンサルタントなどは、何か未来に対して解きたい問題の仮説を立てて、未来に向かって検証をしていく。

大雑把にこんな違いがあるみたい。

対象の後輩Pはまさにパッケージ販売のエンジニアから保守になった方だった。

確かに提示された仮説検証は事実検証をしていた。

うーむ。なるほど。なんか今までもどうも会話が噛み合わない部分があると思っていたが、少し思考パターンがわかった気がした。

しかし、ここからどうコメントしていくのがいいのか…

奮闘は続く

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