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67.仏教の考えを学校現場にも活かそう
最近私のマイブームは、Youtubeで「仏教 音楽」と検索し、その音楽を聞きながら、noteを書いたり、読書をすることです。
そこから「ちょっと、仏教の本でも読んでみたいな」ということでアマゾンアンリミテッドで本をダウンロード。
その本がこちら
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読んでみると「お、これは学校現場にも活かせそうだな」という内容がありましたので紹介したいと思います。
仏教の考えを学校に取り入れる??
「宗教の考えを学校に取り入れるのはちょっと・・・」と思う方もいるかと思いますが、仏教は1000年以上前から日本に根付いた宗教です。もはや宗教というより生活の一部になっています。この本に書かれている内容も一度は親や先生から言われた内容が書かれています。
仏教は宗教といえど、規範や習慣について触れていることが多いので「教育の原点」とも言えます。なので、もう一度この原点に立ち戻り、子供たちにも伝えられたらなと思います。
身だしなみを整える
なぜ身だしなみを整えるのかについて、深く考えたことありますか?なんとなくはわかっているけど言葉で伝えるのは難しいですよね。この本にはこう書かれています。
服装を整えることは、行動を整えることに繋がる
服を着替えることで「よし、やるぞ」と気持ちを切り替えて行動に移すことができます。また、服装を整えることで気持ちを引き締めることができる。
身だしなみが適当だと、気持ちも緩み良い行動ができなくなる。こういった悪循環に陥るので身だしなみを整えることの重要性がわかりました。
食事中は食事に集中する
コロナ禍ということもあり、給食は黙食です。本来なら会話を楽しみながら、行われる給食の様式が大きく変わりました。
個人的には、「かわいそうだな・・・」「どうにかならないかな」と感じていましたが、仏教(禅語)には「喫茶喫飯(きっさきっぱん)」という考えがあるそうです。
喫茶喫飯とは、お茶を飲むこと、ご飯を食べることに集中するという考えであり、邪念を抱かず、余計な考えを排除するという意味があります。
これらをすることで、頭と心をリセットしリフレッシュする効果もあるので、ただ黙食をさせるのではなく、この喫茶喫飯の考えも教えていけたら意味があるのかなと思いました。
他人の履き物を揃える
「自分の履き物を揃えるだけでなく、他人の履き物も揃える。」
これは、自分の領域だけでなく、全員で共有している場所も少しでいいから片付けるという考えに基づいています。
ただ、この時に「なぜ他人のものまで揃えるの?」「他の人の分まで片付けるの?」と疑問を持ったらダメで「何も考えずに行動しなさい」「ただただ、行動しなさい」と仏教の世界では教えられているそうです。
要するにまずは「習慣化しなさい」ということです。これが結果的に学校、クラス、学校全体に良い影響を与えることになるのです。
自分のことだけではなく、他人の履物を揃えるくらいの心をもった生徒を育てたいものです。
叱るべきときは、躊躇しない
最近は「褒めて育てる」という考えが広まっていますが、仏教の世界では厳しく育てる考えが普通です。
この本では木の剪定に例えられていました。
木の剪定をする時には、どんな木でも伸ばし放題はダメで、ある程度枝を切らないといい木にならない。と書かれていました。
褒められっぱなしだとダメで時には叱る場面も必要だということです。何ごともバランスよくいきましょう。ダメなことはダメだと伝えることが重要です。
最後に
最近は、〇〇教育、GIGAスクールなど新しい教育や考えが学校にも導入されてきていますが、普遍的な教育も存在することを忘れてはならないと感じました。
今回紹介した内容も、どこかで聞いたことある内容だったはずです。新しいことに目を向けるのも大事ですが、変わらない教育に立ち戻る時も必要であると思います。今私たちはその時期にいるかもしれません。