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飲食店の基本 QSC

これは飲食店に関わる人なら誰もが理解必須といえる基本中の基本知識です。

私は普段からミーティングなどで「どこまでいっても集客こそが、飲食店の売上向上において最も大事なこと」と言っています。
全ての行動は集客に集約されます。
ですので事実として集客が大事なことに間違いはありません…
集客なくして売上げはあり得ないからです。

しかし、飲食店の継続的且つ安定的な集客・売上向上を目指すのであれば、飲食ビジネスにおいて最も基本的なことを徹底しなければなりません。

それが【QSC】です!

Quality(クオリティ)→品質
Service(サービス)→接客、サービス
Cleanliness(クレンリネス)→清潔感


これが疎かになっていると、どれだけ集客しようが、多少の売上が向上しようが、決してお店の良い状態が継続することはありません。

むしろ、その状態で集客活動を行えば行うだけお店は衰退していきます。
なぜなら「集客しただけお店の悪い風評が伝わっていくから」です。

だからこそ【QSC】の徹底が大事なのです。

例えば、東京のとある下町にある人気食堂は、味や見た目・サービスに他店との圧倒的な違いなんてないのですがいつも大繁盛しています。

その理由は「QSCの徹底 」

このお店は料理もボリューミーでとても美味しく(品質)店内の整理整頓やスタッフの服装など徹底している(清潔感)のはもちろんなのですが、接客サービスはというと→
① お客様の「お茶」を絶対に切らさないようにする。
② どんな時も笑顔で対応する。
③ お客様の顔を覚える
だけだそうです。

たったそれだけで?
と思うかもしれませんが、記念日やイベント時に利用するようなレストランでもない限り、お客様がお店に求めているものは、実はそんなちょっとした気遣いだったりします。
逆に言うとそんなちょっとしたことでお客様はお店から逃げていくのです。

そのためにはまず「QSC」の徹底が必須です。
これはどのお店であろうともやれば必ずできることですよね。

・味や技術や盛り付けの確認
・接客も笑顔でテキパキと
・いつも店内・店外・トイレを清潔に

これをしっかり徹底しなければ、いくら集客しても穴の開いたザルで水を貯めようとしているようなものです。
基本だからこそ随時チェックして、怠らないようにしましょう。

最後に蛇足ではありますが【QSC】にまつわる話をもうひとつ。

会社や店舗によっては、この【QSC】にもう一つ項目を追加しているところもあります。

QSC《V》
= Value(バリュー・価値)
QSC《A》
= Atomosphere(アトモスファ・雰囲気)
QSC《H》
=Hospitality(ホスピタリティ・おもてなし)

これらは各お店の企業姿勢に属する部分も多いので、基本としてはQSCが徹底されることが何より大事です。
しかしあなたのお店にとって『絶対に欠かせない基本姿勢』であるなら、こうしたプラス項目があっても良いと思います。
参考までに。

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