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やっと朝夕は涼しくなってきたかもしれません。
1973年8月25日、GAROが秋に向けて出した新曲が『ロマンス』でした。
この曲は同年のレコード大賞大衆賞を受賞しました。
そしてGAROはレコード大賞授賞式のあった帝国劇場からNHKホールへ移動し『学生街の喫茶店』で紅白歌合戦に出場。八面六臂の大活躍でした。
ずっとトミーのギター談義を追っていますが、まだまだあります。
これほどまでにギターが好きなトミー。
ファンクラブの会報を読んで、当時のファンの人たちはどう思ったでしょう。
ギター少年たちは喜び感心したと思います。
しかし、ライヴで黄色い声をあげていた女の子たちの中には「もっとトミー自身のことについて書いて欲しい」という人もいたのではないでしょうか。
ファンに向けた情報ではなく、同じギター好きの人に対する情報発信だと思います。
前回は会報第11号から引用しました。
その続きです。
文中の表記は、原文のままです。
1975年ですからね。
ネットもないのにこれだけ濃厚な情報をトミーはどうやって手に入れていたのでしょうか。
輸入盤を買ってライナーノーツを読み込んだ?
トミーには、映画『ウッドストック/愛と平和と音楽の三日間』を観て、CSNのオープンDチューニングを解明したという逸話があります。
これも1970年公開の映画です。
ビデオレンタルどころか家庭用ビデオデッキもない時代です。
観たければ映画館でフル尺184分を観るしかないのです。
巻き戻しもスロー再生もできません。
その環境でどうやって変則チューニングを見破ったのか。
以下はマークの証言です。
驚異的なトミーの眼力です。
(つづく)