オープンDの音色を追って 61 ~ベストアルバム GARO singles&origins~
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皆さん、『GARO singles&origins』は手に入りましたね?(←買って当然だと思っている圧)
我が家には28日(火)に到着しました。雨の中を配達ありがとう。
腰を据えて聴きたかったので、再生したのは昨日のことです。
いや~(感嘆)。
『演奏旅行』がオープニング、『夜間飛行機』がエンディング。美しい構成です。
汽車で出発した吟遊詩人が演奏の旅を経て飛行機で遠くへ去って行く。
『夜間飛行機』の歌詞にはお別れの言葉が入っているので寂しいです。
全22曲、1時間16分32秒。CD一枚におさまるんですね。
GAROって一部を除いてあまり長い曲がないんだと改めて認識しました。
singlesの部にボーカルが気に入っていた『喪失』があっても良かったかな、と思いましたが、結局候補ではあってもシングル曲にはならなかったし、作詞作曲がメンバーじゃないから、やっぱりダメか。
近所迷惑にならない程度に大きい音で聴いてみました。
わからないなりにイコライザーもいじってみたり。
GAROによって私はギターの音に対する概念が変わりました。
これまでギターだと思って聴いていた音は何だったのか。
『一人で行くさ』のアウトロ、『一本の煙草』の間奏の美しさ。
『ピクニック』は「君がこしらえたステキなランチ」がちょっと無邪気過ぎて笑ってしまうけれど、やっぱりギターの音がきれいです。
歌がうまいな。ギターがうまいな。ハーモニーがすごいな。
結局、いつも通りの感想になってしまいます。
三人の声が一筋にまとまるときと、散開してハモるところの切り替えの歯切れが良くて、ブルーインパルスの曲技飛行を連想しました。
CDを外すと見えるケース内の写真は髪型と服装とから推測するに『美しすぎて/学生街の喫茶店』のジャケ写を撮ったときのものですね。
今回のアルバムは盤もジャケットもブックレットもすべてモノクロです。
唯一、アルファミュージックのシンボルマークだけが赤。
シックで大人なGAROです。
そうなんです。
男性歌手の音域は、実は高目なのです。
昔レコード会社のカラオケ部門に勤めていたとき、それを知りました。
プロの歌手は無理なく歌っているので聴いているだけでは気が付きませんが、いざ自分が歌ってみようとすると、意外に高い。なぜか。普通の男声の音域だと、低くて華やかさに欠けるのです。
ですから、アナログ時代、8トラ4トラのカラオケは、一般のユーザーに合わせてキーを下げて作っていました。
それでもオリジナルキーで歌いたいというお客様もいます。
オリジナルキーの商品を出すときは、その旨、商品に記載をしていました。
ライナーノーツはTHE ALFEE高見沢俊彦。
文章を書くときは高見「澤」俊彦だと以前学んだので、どっちでくるのか楽しみにしていました。高見「沢」でしたね。ミュージシャンとして書いた、ということですね。
2024年に新しいツアーがあるなんて。
「お贈りする」ということは、GAROファンである私たちはすてきなプレゼントを貰ったということですね。
ありがとう。
(つづく)
(文中敬称略)