オープンDの音色を追って 72 ~GAROの側からビートルズを見る~
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GAROのメンバーはみんなビートルズが好きだと思います。中でもいちばんビートルズを好きなのはボーカルでしょう。
私はGAROを聴いて、彼らがお手本としたCSN、あるいはCSN&Yを聴くようになりましたが、ビートルズにまでは手(耳)がまわりませんでした。
しかし、昨年、新曲『NOW AND THEN』が出たことにより、いよいよビートルズを聴くときが来たと思いました。
そう思っていると、その方面のニュースが入って来るものです。
今週のビックリは、これです。
ポール・マッカートニーが! ニール・ヤングの曲を! やったんですって!
私の興味のあることの相盛りです。ありがとうございます。
写真や動画はインスタグラムでアカウント「thisiswatt」をご覧ください。
ビートルズとキンシオ
ビートルズ……改めて履修しようとしてみると、知っている曲が多過ぎます。嬉しい悲鳴です。テレビやラジオから流れて来る機会が多いので、知らず知らずのうちに聴き覚えているものなのですね。
ひとつ大きな心当たりがあって、私はtvkのお散歩番組『キンシオ』(現在は終了しています)を見ていたのです。
ちょうどテレビが地デジに移行したときのこと。
それまで入らなかったtvkが映るようになり、たまたま見た『キンシオ』。
イラストレーターのキン・シオタニが主に神奈川県のいろんなところを巡る番組でした。この番組内でビートルズの曲が多く使われていたのです。よくかかっていたのは『Here Comes the Sun』『Lucy in the Sky with Diamonds』『Strawberry Fields Forever』です。
ちなみにこの番組には小噺のコーナーがあり、それに出演していたのが当時志の吉だった立川晴の輔です。志の吉から真打昇進で晴の輔になり、今では笑点メンバーです。その過程を見せてもらいました。
また、『キンシオ』にはCSで特別番組「ビートルズの旅」(2012)があったそうです。キンさんが日本にあるビートルズゆかりの場所を訪ねる番組だったそうですが、うちはCSが映らないので未確認です。
ビートルズの曲は短い
ビートルズについて助かるのは、世界的歴史的なバンドだけに本や記録映像が多くあること。それらをゆっくり追っていこうと思います。
映像は動画投稿サイトで見ると、観客の熱狂ぶりがすご過ぎて歌や演奏が聴こえにくいですね。
それも無理からぬことと思います。
当時の観客たちにとっては曲調、演奏、歌い方など「これまでなかった音楽」との出逢いですものね。
現在、ザッと聴いていて驚くのは、一曲が短いことです。
おおむね3分未満で終わります。
「もうちょっと聴きたいな」というところで終わるので、おかわりをしたくなります。
それと、いきなり始まりますね。
『All My Loving』『Can't Buy Me Love』『If I Fell』とか。『Help!』もそうか。
ボーカルは初めてビートルズの曲をラジオで聴いたとき、衝撃的なのはもちろん、「歌っているのが男か女かもわからなかった」と言っていました。
それは私もそう思います。
特に初期の曲は声が幼い感じで、子どもが大きな声で元気良く歌っているようで微笑ましいです。子どもの声って性別がわからないですものね。
何度聴いても笑ってしまうのは『I Want To Hold Your Hand』の歌い出しです。オーイエーアーーって何?(笑)って。正しくは Oh yeah I' ll なんですけどね。
ジョージ・ハリスンについて
ジョージ・ハリスンというと、彼と親交のあったエリック・クラプトンの要素も相まって、GAROの側からはトミーが浮上するはずです。トミーはcrazy about クラプトンですから。
ところが、ジョージと同じようにシタールや、バングラデシュ・コンサートで使われたアコースティック・ギター「ハープトーンRS-6NC」を弾いたのは、マークの方だったのです。
これは意外です。
マークが書き残したblogには、ビートルズのメンバーについての言及があります。
次回はそのことについてまとめます。
(つづく)
(文中敬称略)