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オープンDの音色を追って 72 ~GAROの側からビートルズを見る~

(約5分で読めます)
 GAROのメンバーはみんなビートルズが好きだと思います。中でもいちばんビートルズを好きなのはボーカルでしょう。
 私はGAROを聴いて、彼らがお手本としたCSN、あるいはCSN&Yを聴くようになりましたが、ビートルズにまでは手(耳)がまわりませんでした。
 しかし、昨年、新曲『NOW AND THEN』が出たことにより、いよいよビートルズを聴くときが来たと思いました。
 そう思っていると、その方面のニュースが入って来るものです。
 今週のビックリは、これです。

8月20日の夜、ニューヨーク州の田舎町アマガンセットにある、老舗ライブハウス「スティーブン・トークハウス」に、パリ五輪の閉会式で、ロサンゼルスのベニスビーチから演奏を披露したレッド・ホット・チリ・ペッパーズのドラマー、チャド・スミスとワットによる公演が行われていたところ、突如ステージに元ビートルズのポール・マッカートニー(82)が登場しバンドと共演、居合わせたラッキーなファンが大熱狂する様子が紹介されている。
この日のステージではチャドやワットの演奏をバックに、ポールはニール・ヤングの名曲「Rockin' in the Free World」、ポールがジョン・レノンと共作した「I Saw Her Standing There」を熱唱し、田舎町の小さなライブハウスは大盛り上がりとなった。

エンタメQ 2024.08.22 17:11(Updated:2024.08.22 17:11)

 ポール・マッカートニーが! ニール・ヤングの曲を! やったんですって!
 私の興味のあることの相盛りです。ありがとうございます。
 写真や動画はインスタグラムでアカウント「thisiswatt」をご覧ください。

 ビートルズとキンシオ

 ビートルズ……改めて履修しようとしてみると、知っている曲が多過ぎます。嬉しい悲鳴です。テレビやラジオから流れて来る機会が多いので、知らず知らずのうちに聴き覚えているものなのですね。
 ひとつ大きな心当たりがあって、私はtvkのお散歩番組『キンシオ』(現在は終了しています)を見ていたのです。
 ちょうどテレビが地デジに移行したときのこと。
 それまで入らなかったtvkが映るようになり、たまたま見た『キンシオ』。

tvk キンシオ

 イラストレーターのキン・シオタニが主に神奈川県のいろんなところを巡る番組でした。この番組内でビートルズの曲が多く使われていたのです。よくかかっていたのは『Here Comes the Sun』『Lucy in the Sky with Diamonds』『Strawberry Fields Forever』です。
 ちなみにこの番組には小噺のコーナーがあり、それに出演していたのが当時志の吉だった立川晴の輔です。志の吉から真打昇進で晴の輔になり、今では笑点メンバーです。その過程を見せてもらいました。
 また、『キンシオ』にはCSで特別番組「ビートルズの旅」(2012)があったそうです。キンさんが日本にあるビートルズゆかりの場所を訪ねる番組だったそうですが、うちはCSが映らないので未確認です。

ビートルズの曲は短い

 ビートルズについて助かるのは、世界的歴史的なバンドだけに本や記録映像が多くあること。それらをゆっくり追っていこうと思います。
 映像は動画投稿サイトで見ると、観客の熱狂ぶりがすご過ぎて歌や演奏が聴こえにくいですね。
 それも無理からぬことと思います。
 当時の観客たちにとっては曲調、演奏、歌い方など「これまでなかった音楽」との出逢いですものね。
 現在、ザッと聴いていて驚くのは、一曲が短いことです。
 おおむね3分未満で終わります。
「もうちょっと聴きたいな」というところで終わるので、おかわりをしたくなります。
 それと、いきなり始まりますね。
『All My Loving』『Can't Buy Me Love』『If I Fell』とか。『Help!』もそうか。

 ボーカルは初めてビートルズの曲をラジオで聴いたとき、衝撃的なのはもちろん、「歌っているのが男か女かもわからなかった」と言っていました。
 それは私もそう思います。
 特に初期の曲は声が幼い感じで、子どもが大きな声で元気良く歌っているようで微笑ましいです。子どもの声って性別がわからないですものね。
 何度聴いても笑ってしまうのは『I Want To Hold Your Hand』の歌い出しです。オーイエーアーーって何?(笑)って。正しくは Oh yeah I' ll なんですけどね。

ジョージ・ハリスンについて

 ジョージ・ハリスンというと、彼と親交のあったエリック・クラプトンの要素も相まって、GAROの側からはトミーが浮上するはずです。トミーはcrazy about クラプトンですから。
 ところが、ジョージと同じようにシタールや、バングラデシュ・コンサートで使われたアコースティック・ギター「ハープトーンRS-6NC」を弾いたのは、マークの方だったのです。
 これは意外です。
 マークが書き残したblogには、ビートルズのメンバーについての言及があります。
 次回はそのことについてまとめます。

tvk ヤングインパルスでの『吟遊詩人』演奏

(つづく)
(文中敬称略)

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