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めんどくさがりだと思ってたけど、真面目だった話

わたしは真面目じゃないと思ってた

自分で自分のことを
「案外抜けてるトコあるから」
「面倒くさがりなところあるから」
と思って、自分は真面目な人間ではない。と考えていた。

でもいざ世の中に出れば、
仕事には責任感をもって取り組んで、
明るく元気な人間を演じてしまう。

楽しさを見つける努力をし、愚痴はこぼさない。
ネガティブな事はポジティブに捉え直す。

何かのミスをしたり、目標を達成できなかった時、
自分の出来ない部分を"課題"と捉えて克服を誓う。

そういうのが出来る人間が"いい人間"だと信じていた。

仕事には前向きに取り組んでいたが、
サビ残が多くて夜遅くに会社を出ることも多く、
そんな働き方の中でも月の休日は6日と少ない時もあった。

自分が無理してるなんて案外気付かないもんで、
いつの間にか眠りが浅くなっていて、
いつの間にか仕事の夢を見るようになって
いつの間にか休みの日だけ体調を崩すようになった。

だんだんと仕事の質が悪くなって、
上司に指摘されることも増えてきた。

そのうち仕事の成果も思うように出せなくなって、
体重も減り気持ちも弱くなっていった。
愚痴や弱音も我慢できなくなってきていた。

新卒入社の最初こそ若さと勢いでキープできていた頑張りも、
アクセルを踏んでもスピードが出ない車のようなっていた。

日々空っぽな「頑張ります」と、表面的な言い訳で
のらりくらりとやり過ごしていたある日。
上司から「数字が落ちてるぞ」と厳しく指摘された。
私は、あれが上手くいかない、これが出来なくてと言い訳をした。
だんだんと苛立ってきた上司はキレて怒鳴った。

「ほんなんやったらお前辞めてまえや!」

衝撃的だった。あ、そうなるのか、と思った。
会社や上司、周囲の期待になんとか応えようとただ我慢を重ねた末に得られたものは
評価や感謝ではなく「辞めてしまえ」という言葉だった。

私はうつになった。

これは真面目な人がなるものだと思っていた。
そしてそれは自分ではないのだろうと考えていた。
私はあまり上手に生きられない真面目な奴だった。

あなたも真面目かも

「自分は真面目か、真面目じゃないか」
ということを考えたことはあるでしょうか。

もし考えたことがあるのなら、
自分は真面目かどうかを真面目に考えている」時点で
あなたはきっと真面目な人間です。

もし今の仕事や環境につらさを感じているのに、
(簡単に諦めてはいけない)
(自分はこれくらい耐えないと)
(社会とはそういうものだ)

なんて根性論で頑張ろうとしているのであれば
一度休みをとって冷静に考えるべきだと思います。

不要な我慢か、踏ん張りどころかの境界線は曖昧です。
なんでもかんでも逃げればいいとも言い切れません。

しかしあなた自身が壊れてしまわないように
自分って真面目に生き過ぎてる!?と気付いたら無理せず休んで、
自分のために人生を使えるようになってほしいなと思っています。

他人も会社も色々言う割にあなたの人生の責任は取ってくれません。
あなた自身とあなたの人生は、あなたがコントロールを握ってください。

上手く伝えられたかわからないですが、
少しでも共感してもらえたら嬉しいです👍



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