ヨーロッパでAirbnb泊をする3つの理由
3年ほど前からヨーロッパに行くときは、もっぱらAirbnbです。
ホテルより安いというのももちろんあるけど、それ以上にたくさん魅力があるのです。
1. 家主の個性がでるインテリアが楽しい
いつも楽しみにしているのが、泊まるお家のインテリア。
たとえば、ロンドンで行ったのは、ちょっとレトロなアパートメントでした。
テーブルは古いスーツケース。タンスの上には、骨董市で買ったという藁でつくった馬の置物、そのすぐ横にはドライフラワーを飾った小さなハシゴ。
バスルームに、バスタブを描いた小さい油絵が3枚並んで飾ってあったのも、素敵でした。
フィンランドで行ったお家は、暖炉のある白い部屋。
家具と小物が完璧にベージュと水色に統一された、スタイリッシュな部屋でした。さすがマリメッコが生まれたインテリアの国というかんじ。掃除と整理整頓の行き届き方も、すごかったです。
玄関前の素敵なオブジェは、いいかんじだったからと近所で拾ってきた石。棚に置いてあった重厚な本は、図書館の前に置いてあったタダの古本もらってきたとか。
自分で価値あるものを見つけきて、インテリアにしていることにも感動しました。
Airbnbに泊まったあとは感化されて、帰国後いつも部屋の模様替えをします!
2. 地元食材でつくる朝ごはんが幸せ
キッチンがあるので、朝ごはんは地元のスーパーやパン屋さんで買ってきた食材でつくります。
ドイツだったら、固いパンにチーズ、様々なソーセージを日替わりで選べるのが幸せです。ソーセージは、夜のワインのおつまみにも。
ロンドンでは、移民街で買った中東風パテでパンを食べたり、Tescoの野菜ポタージュ買ってきます。
ロンドンで1万円強/泊のホテルに泊まると、朝ごはんはだいたい、かさかさのパンとぺらぺらのチーズとハムなので、それに比べるとだいぶ豊かで幸せな朝になります。
3. その国の人と近い距離感でお話できる
ホストがいない貸切というのも気楽でいいのですが、1人のときはホストが同じ家にいるAirbnbを選びます。
業者的にやっている人も多いけれど、アーティストで在宅で働いていて一部屋を貸してるとか、同棲相手と別れて部屋が余ってるという人もけっこういます。
そういうおに家行くと、地元の人だからこそ知っているスポットや食べ物を教えてもらえたり、リアルな暮らしの話を聞けたりして、とても楽しいのです。
お家にお邪魔するぶん、普通のホステルやお店の人と話すのと比べても、話しやすいです。
一番楽しかったのが、犬と暮らしている同い年のフィンランドの女性のお家に泊まらせてもらったとき。
お家に着いたら、元シェフだという彼女のおすすめのパンと、ムーミンのカップにいれたハーブティーを用意してくれていました。
お茶を飲みながら話していたら、わんちゃんもお気に入りのおもちゃを披露しにきてお出迎え。
「ドアの仕切りがないから、たまに犬がはいってきて、犬とのシェアルームにもなるんだけど、ごめんね」
と犬好きには嬉しいかぎりの住環境でした。
一緒に犬の散歩に行ったり、飲みに連れていってもらってフィンランドの若者事情を聞いたり、街を案内してもらったり。
ヨーロッパ中を電車で犬と旅したときの写真を見せてもらって、こんな生き方をしたいなぁと思ったりもしました。
「ちょっと珍しい犬種だから、旅行中もよく声かけられるの。イケメンに声かけられてどきどきしてたら、犬の写真撮らせてって言われて、がっかりすることがけっこうある(笑)」
となんだか親近感の湧く、アラサーな女子トークも聞けました。
普通のホテルに泊まっていたら、見れないフィンランドをたくさん見られた気がします。
というわけで、書いてみたらAirbnbのまわしものみたいになってしまいましたが(笑)、いいお家を選んだら、本当に楽しいのです。
秋はミュンヘンの孫が11人いるおばあちゃんがやっている、絵本の世界みたいなAirbnbに泊まる予定です。楽しみ!
私もいつかホストでおもてなしする側になりたいなと思っています。