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EQ実践レポート〜探究領域「知るknow Yourself」〜

昨日、Six ScondsのEQPCの講義が終わりました。
今日から実践の日々、そして課題の日々に入ります。
しばらく、この実践の日々を書いてみようと思います。そして、そのあとはいよいよ最強のチームの作り方を書きたいと思います。

E Q実践モデルはE Qを発揮するための3つの重要な探究領域から始まります。それは、より自覚的に、より意図的に、より目的意義を持つことだそうです。この3つの探究に8つのコンピテンシーが含まれています。
では、まずは一つ目の探究領域「知るknow Yourself」。

探究領域「知るknow Yourself」
自分自身を認識することによって、自分の強みと挑戦すべき領域を知り、自分がとっている行動、自分はどうありたいか、そしてどう変えたいかがわかります。

Six Seconds

この探究領域にあるのは「感情リテラシー」「自己パターンの認識」。
そこで、今日はまず「感情リテラシー」「自己パターンの認識」について書きたいと思います。


感情リテラシー

感情は行動や意思決定のための情報を届けるフィードバックシステム。
この情報にアクセスして解釈する能力が感情リテラシー。
実践したことはプルチックモデルを参照し、感情の分解を行い、感情が伝えるメッセージを考えてみたことでした。
そして、TFAカードというツールでどうすればもっとうまく感情を扱えたかを考えてみました。

※プルチックモデルについてはこちらをご参照ください。

<状況>

年度開始前にトリプルチェックまで済ませていたにも関わらず、システムの設定が15クラス分で誤りがあり、30名弱の申込者を一度キャンセル処理するので再申し込みしてもらう必要が出た。
このトラブルについて電話で、この事象がなぜ発生したのかがわからないので非常に驚いていることを伝え、上司は笑うだけ。対応方法について告げてもなぜか笑いながらよろしくと言われた。

<自分の感情>

事象が発覚した時に驚きと共に不安もあった。
その不安へ共感を示してもらえなかったことに悲しみを感じた。
電話の向こうで誰かと話していて笑っていたのかなと思ったが、その無神経さにイライラ。
責任者の上司の態度が相変わらず頼りにならずうんざり。

<感情が伝えるメッセージ>

イライラは怒りの感情。
怒りの感情のメッセージは「何が障害物か」だそうです。
そこで、できれば抱きたくなかったこの怒りの感情のメッセージを考えてみました。
・・・多分、私が上司へ勝手な期待をいただいているのでしょう。
そして、私の中で「上司はこうあるべき」という思い込みも障害になっていてやさしい気持ちで受け入れることができなくなっているのかもしれません。

<TFAカード>

さっきの上司の件を、TFAカードを使って深めていきました。
最初の私はこんな状況だったと思います。

Think「この人は何を考え、どう感じているだろうか」
Feel  不愉快 イライラ 憤慨
Act      あきらめる 見切りをつける

そこで、Tを変えることで、FとAも変えることができ冷静になれたなと振り返りました。

Think「私にとって大したことではない」
Feel    受け入れる
Act      状況の一部に責任を持つ

そうです。私は上司に共感を示し、上司らしく指示を出し対処して欲しかったのだと思います。しかし、その甘い期待を持つべきではなかったのかもしれません。
そもそも上司は私が差配できるレベルのトラブルに興味はないのであれば、メールで済ませればよかったのだと思います。
「何か他にすべきことがあればご指示ください」として「?」を置いておけば、その部分にだけ責任を持てば済むので不要なネガティブ感情を抱かないで済んだのだと思います。

自己パターンの認識

シックスセカンズ

感情と思考の脳が切り離されることを「感情のハイジャック」というそうです。
この感情のハイジャックが起きないように、思考に目を向けることが必要です。
脳幹における反応は、脳と身体に洪水のように押し寄せ全体に行き渡るらしいのですが、それがおさまるのに6 秒(シックスセカンズ)かかるので、この6秒が鍵となるようです。
この 6 秒ルールは直ぐに実践出来ると思いました。

脳が刺激に対する対応の神経経路を形成し、それらを自動的にたどるためです。人は新しい状況に直面した時、その状況を注意深くよく考えて評価し、 対処することもありますが、習慣的に無意識のうちに反応し、「自動操縦」するそうです。
無意識で反応する場合、反応は迅速ですが最善の行動を阻害しかねないので、最適な行動の選択ができるようになるためのステップとして、「自己パターンの認識」によって、 自分が無意識にとってしまう反応や行動をチェックするそうです。

会議などの中で、議論にちゃんと参加していなかったり、キャッキャと騒いでいる人がいると、責任感の感じられない行動にイライラすることがあります。こういう時に、私は正論をぶつけてしまうが、6秒待てないことが多かったのです。
少々感情的で荒々しい、相手の感情を見ない手法を取ってしまっていたのですが、今回の実践では、先ず 6 秒待ってみるというトライをしました。

結果、間を空ける事で、自分の反応を選ぶという選択肢が増えることや冷静に相手の感情を汲んだ上で説得することができるぐらいより思考的であろうとする自分を実感しました。しかも、相手との対話ももっと前向きな方向へとシフトさせることもできるとわかりました。
そして、一番実感した良さは、その場に生まれる雰囲気が大きく変わるという事だった。
この自己パターンに気づいたら、意図的に避けることもできると思いました。

8 つのブレインスタイルを持って、ある種の行動パターンの傾向を知る事にも大きな意味があると思います。
また、良い形でチームビルディングをしていくことやチームコーチングなどにも活かせるので、有益だと思いました。
TFAカード(Feeling, Thinking, Acting のアクティビティー)に代表されるような普段とは違うアンテナを張る事で、気づきを得て成長へと繋がっていったり、気持ちが楽になることもあるのではと感じています。
より思考に目を向けるために、脳科学の理論をもう少し学びたいと思ってしまいました。

あとがき

この記事が誰かの何かの役に立ってくれて、最幸の人生への行動のきっかけになってくれればと思います🤗
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