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チェックインができる関係性

一つ前に「なぜ私はSOKOAGE CAMPで二度目のインターンを行うのか」という記事を書きました。
前回は、CAMPで行なっているワークの話題に至るまでに内容が盛りだくさんになったので、今回はワークの1つと日常生活を絡めた記事を書いてみることにしました。

CAMPに参加して1年以上経って、2回目のインターンを行なっている今になって気づいたのは、チェックインとチェックアウトができるかは関係性の測りになるってこと。

チェックインとは?

チェックインとチェックアウトは、最近は会社やいろんな組織、イベントでも行われているかもしれません。
ホテルのチェックイン/ チェックアウトではなく、場をつくるための方法の1つで、その場の本題に入る前に参加者がどんな状態か、なにを考えているのかを共有する時間です。
調べていただければその時間のいろんなやり方があると思います。
CAMPで大切にしていることは、
・輪になって、みんなの顔がみえるように座る
・指名はせず、話したい人から挙手制
・沈黙は悪いことではない、挙手があるまで待つ
・まとまっていない言葉で大丈夫、自分の気持ちを素直に伝えて大丈夫
この4つは必須だと認識しています。

チェックインの効果って?

正直、私がSOKOAGE CAMPに参加者としてその場にいたときは「うーん、参加者が本音を話し出すきっかけになる場ではあるなあ、まあやってる意味はありそう。」というぐらいの捉え方のワークでした。インターン1回目もその程度の認識でしたが、2回目を経験している今、スタッフやインターンズと2020冬CAMPの準備をしていて、大切な、なくてはならない時間だなと実感しました。今はチェックイン/ チェックアウトをおろそかにしていたなんて、過去の自分なんてこった!と思っています。それは、インターン生活、そして私の私生活ともリンクしたからかもしれません。

ちなみに、私が考えるメリットは、
・自分がどんな状況か、どんな気持ちかを振り返る時間になる
・自分の周りの人たちがどんな状況か、どんな気持ちかを知れる時間になる
・弱さや不調を共有することができる
・自分に正直になれる、気持ちが解放できる
・今いるみんなでどんなスピードがいいのか、誰のフォローが必要か、誰がフォローできるか、その場で把握して相談できる、助け合える

SOKOAGE CAMPスタッフ、インターンズ間での重要性

インターンは全国津々浦々から集まっているので、基本的にはいろんな作業やミーティングをオンラインで行います。そのため、やはりコミュニケーションが難しく感じることが多いです。
顔が見えなかったり、纏っている空気感を感じられなかったり。
なによりオンラインだと、オフラインのときのように集まってきて、始まるまでちょっとしゃべる、終わった後にごはんに行こうとかができず、ミーティングが始まってから終わるまで本題です。そりゃ、業務的にもなるなと。
そんなときにも活躍してくれるのが、チェックイン/ チェックアウトです。だと私は思っています。だから、これからもしっかりスチェックイン/ チェックアウトの時間を確保したいです。

身近な人たちとの間での重要性

身近な人たち、たとえば家族と日頃からチェックインのような会話、すなわち「今日はこんなことがあってこんな気持ちになったんだ」を話せている関係性とそうでない関係性では大きく違いがあるなと思います。
私は残念ながら家族とそんな関係性が築けておらず、不思議かもしれませんがそんな会話をすることが一番緊張します。
できるようになればいいな、もし家族の誰かがそんな話を私にしてくれると嬉しいし全力で受け止めたいと思う反面、「しょうもない話はいい」と否定されたり、無反応だった経験を思い出してダメージを受けてしまい、自分からは今のところできないなーなんて思っています。でも、もし自分でこれから家族や仲間をつくっていく上では、絶対に大切にしたいです。

無意識に会話の始まりにあったチェックイン

最近、実はチェックインのようなことを無意識に友達や恋人に行なっていたんだなと気づきました。
たとえば、久しぶりに会ったり電話したりするとき、「最近どう?」ってよく聞いています。もし昨日も顔を合わせていたとしても、「今日はどんな感じ?」と口をついて出ています。
これを無意識に言えていた自分、やるやんと思ったんです。
なぜかというと、まず質問している。ちゃんと、相手に興味を持っているよってことを示せています。そして、ほんとに相手に興味があるから相手がどんな状況なのか、どんな気持ちでいるのかを聞きたいと思っているんですよね。それによって、今日はどんな風に一緒にいる時間を使うか考えたいと思っていたし、今は意識的にそれが組み込まれています。
これに気づけた一因が、私が最近弱々で、それをオープンにできるようになったからかなと。

もう一つの心当たりが、私が状況や気持ちを知りたい、聞きたいと思った人に「そういうの面倒」と言われたからです。
もしそれが面倒なら、家族みたいに「血が繋がっているから一緒に住んでいる」みたいな特例以外は一緒に生きていくことってできないなと思いました。とっても悲しかったです。
その悲しさを分解していくと、私の知りたい、聞きたい気持ちを否定されたことに加えて、相手に「あなたには自己開示しません」と宣言されたんだなと思ったからでした。
相手が心を開いてくれないなら、果たしてどうやってコミュニケーションをとることができるのだろうかと頭をひねりましたが、そこを解決できる答えは出てきませんでした。

今、その人がなにを考えているかを話してくれることって嬉しくて幸せな時間で、そして話してもらえないことって悲しくて、とってもしんどいみたいです。
同時に、話しても受け止めてもらえなかった場合も悲しくて、しんどいということは身をもって実感しているので、話してもらえたときにはしっかり受け止めたい。そして、「私は今こんな状況でこんな気持ちなんだ」を伝えられる人でもありたいです。
弱さとかダメさみたいに言われる部分をみんなで補っていける関係性をつくっていきたいです。

これを文章化したのは、弱さを共有するのは人のためでもあるってこと、私は大歓迎だってことを伝えられたらいいなという想いもこもっています。なにより、私がいつもへなちょこなんです。それでもなんとか、おかげさまで生きております。いつもありがとうございます!
なので、ぜひ弱いときはその弱さを見せてもらえると嬉しいです。喜びます。別に弱くないとダメってことではないです!

今年一年のありたい姿の一つに、「毎朝笑顔で元気にあいさつ」を掲げています。(たまの曇った顔、寝不足だったりはお許しを。)
それと同じぐらいここも意識して、あいさつからのチェックインができる関係性を構築していきたいです。


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