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OMOIDE THEATER#54

先日、いま一緒にお仕事させていただいている中川典彌さんのオフィスへ伺った。

オンラインで仕事を進めているので会ったのは一度だけなのだが、作品のクライマックスはわたしの音楽がまだぼんやりとしかできていなかったため、映像もどう作るか考えているようだった。

なので今回は会って話したほうが、相手の作品に対する想いや描き方が共有できるだろうとお互い考えて、オフィスへ向かった。


つい2ヶ月前にこの早野ビルを訪れたときには、まさかこうしてお仕事を進めていくとは思ってもおらず。もちろんいま制作している楽曲も何一つできていなかった。サッポロビールのIGUSAも。

たった2ヶ月ですが、驚くほど変化があって、そして時間が経つのが早い。


打ち合わせのあとには初めて2人で写真を撮ってもらった。
めっちゃ笑顔だけど、「クライマックスどうすっぺー」と内心ヒヤヒヤなわたしだ。
この3日後には無事にできたけれども、作る前は途方に暮れている。

ちなみにクライマックスは元々できていたものはすべて消去して、新しく作り直した。
なかなか勇気のいる決断ではあったが、納得のいく出来になってホッとしている。

そしてそれに合わせた典彌さんの映像を観たときには、わたしはパソコンの前でひとり涙を流した。
繊細で力強いものになっていると思う。

オフィスの隣にはラジオルームがあって、そちらも初めて座らせていただいたがものすごく心地よい空間。
路面電車の音が聞こえながら、模擬ラジオを典彌さんと楽しんで、このラジオルームのちょうど良い広さと、インテリアとそしてクリアな音質に驚いた。

だって2ヶ月前は全く何もできてなかったからね。

この典彌さんが書いたらしい「Radio Room」の文字も味があって良き。
これはオープンしても、coming soonだけ消してそのままにして欲しい笑

そのあと上の階のOMOIDE THEATERへ。
こちらももうすぐ公開予定。

TANNOYのスピーカーも使われていて、一日中ここにいたいってくらいエンタメ楽しめる。
子供たちの思い出ムービーとか見ることができたら、絶対泣くな。


しかもこんなランプどこで買えるの?ってこだわりのインテリアが、オフィスやラジオルーム、シアタールームといたるところにある。

遠目で見るとこんな感じ。
映像の邪魔もしない良い雰囲気。

構想から行動、実現までが早すぎて、驚きの連続だった。おそるべし中川典彌…!

子育てをし始めて思うのは、子供の成長写真や動画にとってはいるんだけれども、その量の割には見返す機会がないってこと。

その膨大な量をどうしたらいいのか、ってこともあるし、1本の動画にして観ることってなかなかない。

以前とするとビデオカメラがなくとも気軽にスマホで撮影することができるから、溜まりに溜まってどう扱えばいいのか悩ましい時がある。

成長の記録、家族との思い出、歩んできた歴史、などそれぞれの物語りを映し出す場として、新しい可能性を感じた「OMOIDE THEATER」。

今後どういったサービスが始まるのか、目が離せない。

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