仕事仲間は友だちではない
22歳で新卒、就職したわたしは大きな過ちを犯したことがある。
仕事仲間=友だち
だと思ったことである。
大学時代にはバイト先の人とよく飲みに行ったり、遊んだり、連絡もマメにとることもあった。
バイトとして仕事をしながらも、楽しいこともあって毎日が充実。
就職したら同じような人間関係になると思っていたのだ。
結論から述べると、仕事仲間という境界線を超えて友だちになれたのは1人だけだ。10歳年上の女性だが、心から尊敬してるしなんでも話せるし、旅行にも行く仲だ。だがそれも、同じ職場を辞めてから関係が密になった感じだった。
仕事をしていると、気の合う人とついつい気軽に話してしまうことがある。
それもコミュニケーションのひとつではあるが、親しき中にも礼儀ありとはよく言ったもので、きちんと境界線を決めておくことは大事である。
些細なことの積み重ねでお互いがストレスを溜め、関係が悪化することもある。
実際にそういった経験をしたからこそ、「仕事仲間は友だちになり得る」が「仕事仲間は友だちではない」ことを常に意識している。