Instagramを更新したら感謝された話#49
日常の出来事や子供の成長記録、記念すべき日々、仕事のや旅行といった素敵な写真が溢れているインスタグラム。
わたしはわりと早くからインスタユーザーではあったが、去年頃まで更新はあまりしていなかったり鍵をつけていたりと活用していなかった。
理由としては不特定多数に写真を公開することに気が引けたことや、気軽に出歩けない世の中になって友人たちもあまりインスタを更新しなくなったからだ。
しょうがないことではあるが、少し寂しい。
遠く会えない友人の状況を知ることができて、メッセージのやりとりもしていたのが誰も更新しないとそれもできない。
その上、「SNSは自己満足だ」なんて声も聞いて、余計更新されなくなった。私自身もそんな言葉を気にして更新せずにいた。
しかしこの半年ほど、3日に1回は更新している。
仕事関係で出会った方や尊敬する方々はインスタを更新しているし、自己満足かどうかなんて言われたってSNSをやっている時点で意味のない議論のような気がしてきた。
更新しようが見る専門だろうが、自分が良いと思ってるのならしてもいいんじゃないかなと。
そんな気持ちの変化もあって更新し続けているのだが、ある一枚の写真を載せたところ反響が大きかった。
阿蘇にある葉祥明美術館の写真だ。
この時300人ほどのフォロワーだったが、100人近くがいいねを押してくれた。我ながら良い写真だとも思っている。
この写真を載せたところ、大学時代の友人から「懐かしい!ここは大切な友人との思い出の場所でまた行きたいと思っていた、ありがとう」とコメントとメッセージをもらった。
その大切な友人、というのもわたしは知っている。
編入生という立場も同じだったことから、2人は大学時に非常に仲が良かった。
そんな2人の思い出の場所だという。
2人はいまはそれぞれ家庭を持ち、国内と海外という離れた場所で暮らしている。察するに1年に1回会えるか、会えないかという状況なのかなと思う。
慌ただしい毎日の中で、この一枚の写真を見て友人との大切な記憶を思い出したのかもしれない。
わたしは嬉しかった。
こういう喜ばれ方もあるのだなと。
SNSって良いなって、更新してよかったなって思った。