自由に作るのは、楽しい。|レシピのない料理教室
10月の食事会も昨晩が最後でした。
あ、もう11月に入ってますけど、昨日は追加だったので。
これまではがっちり試作して、事前にメニューもご連絡して、だったのだけど、今回、実験的にメインだけ決めて、あとはお任せにさせてもらったら、私自身とても楽しかった。
もともと、料理はあるもので作る、というのが好き。
教室を始めた18年前は、事前にメニューを決めないと生徒さんも参加を決められないだろうと思っていた。
だから試作して、メニューを決めてから募集する、というのを続けていたら、「メニューは後でいいから、早めに日程知らせてください」と言われて、途中からは「次は和食です」なんて曖昧な感じで先に申し込んでもらって、メニューは決まり次第ご連絡、というスタイルに。
ああ、信頼してもらえてるんだなあ、とうれしかったことを思い出す。
それでも「秋刀魚ごはん」とか「穴子蓮蒸し」とか、メニューを決めちゃうと、魚屋さんを3、4軒はしごしないと入手できないこともあったり、レッスン当日に胆を冷やすことも多くて。
魚介類は特に大変なのです。
今回は3回食事会を開催しましたが、メインのポトフは一緒だけれど、それ以外のお料理はゆるーく同じ、魚介類は3回とも違うメニューになりました。
お買い物に行って、その日出会ったいいものを使う。
考えてみたら、それが一番合理的なのですよね。
上の写真は生しらすバージョン。
下の写真は甘海老バージョン。
これまで、お越しいただく方にできるだけ「平等に」ということを心がけていて、それは今もかわらないのですが、食事会という形式の場合には、来ていただいた方に満足を感じていただけたら、メニューは変わったとしても問題ないのかな、と。
その時に手に入るいい素材を使って、メニューの流れの中で、お料理を作る。ジャズのセッションみたいで、楽しい。
皆さんがお帰りになった後、ひとり、後片付けをする時間。
食洗機に入れることができるものは入れて、入りきらないものは手で洗い、最後はワイングラス。
リネンでふきあげて、棚に戻して、終了。
終わる頃にはすっかり日付は変わっているけれど、やっぱり、またやりたいな、と思うのです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?