バターたっぷりの無花果のケイクを焼く。
毎年のようにお伺いしていた、能登のお父さん・お母さんと慕う方より、無花果を送っていただきました。
親戚が育てていた「世界一」という品種を分けてもらって、挿し木をして増やして、70本もあるそうです。
毎日のように実がなって、せっせと収穫しているので、送るね、って。
限界集落を活性化する、という地元自治体のプロジェクトに声をかけていただいたのが2011年だったかと。
翌年には春夏秋冬、季節を変えて訪問し、山菜を採ったり、稲刈りを体験したり、蕎麦打ちをしたり。地元の農家さんやお寺さんに泊めてもらって。
プライベートでもお伺いするようになり、交流を続けてきました。
去年行けずじまいだったので、今年は5月の連休の訪問を予定していたのですが、こんな状況で、もちろん行けず。
それなのに、今年もまたたくさん無花果を送ってくださって。
80歳を超えたお父さん、大変だったことでしょう。
気にかけてくださっているというお気持ちが、何よりうれしくて。
数えたら2段、40個もありました。潰れないように工夫して。
この無花果を変身させて、お返ししようと。
ジャムがいいかな、と思ったのですが、お母さんが1年分作るとのこと。
じゃあ、とケーキにしてみました。
紅玉と合わせて、丸い型とパウンド型。
一つは我が家の味見用にね。
バターをたっぷり使う生地、焼いている時から、それはそれはいい香りが。
しっかり焼き込んで。
丸いコを送りました。
パウンドの方を食べてみましたら、バターの風味が豊か。
アーモンドプードルも入っているので、ちょっとフィナンシェみたいな。
コーヒーはもちろん、お父さんが好きな赤ワインにも合う大人のケイク。
喜んでもらえますように。
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