「ハイヤーセルフ・ジャーニー〜旅で癒されるココロ」7 冠岳と私
前回の記事で「アサギマダラ」について書きました。
初めて見かけたのは3年前の11月上旬だったと思います。
私は地元のお寺「鎮國寺」に25年以上前からご縁があり、時折伺っています。(お寺とのご縁もハイヤーセルフ・ジャーニーだと思っています)人生に行き詰まった時、和尚様やお寺の皆さんがいつも温かく迎えてくださって、私の居場所を作り、癒してくださる。そしてまた私は日常に帰っていく。
私のココロの拠り所です。
お寺の境内内には季節を感じられる木々、草花があり、10月下旬から11月中旬にかけてツワブキの黄色い花が咲き、参拝に来る人々を出迎えてくれます。そのツワブキの花にアサギマダラがやってくるのです。
黄色い花に浅葱色に褐色の縁取りの蝶が止まっているのを見て、その美しさに目を見張りました。花から花へと飛ぶ姿も優雅で、夢中で写真撮りました。
私はこの蝶の名前を知らなかったので、お寺の方に尋ねました。「アサギマダラっていう名前みたいですよ」1羽ではなく、何羽かいました。
「毎年見られるんですか?」「もっとたくさんやって来て飛び回る年もあったり、全く見られない年もあったりですよ」
自然のものだから気象条件も違ったり、飛行ルートが違ったりするのだろう。
アサギマダラは冠岳を、ツワブキの花が気に入っていることは間違いないんです。初めて見てから毎年、幸運にもアサギマダラと出会えています。
「旅する蝶」と「ハイヤーセルフ・ジャーニー」を続ける私が一年に一度出会う場所、それが地元冠岳。これは決して偶然じゃないと思います。
どちらも冠岳にご縁がある。和尚様がご講話で「人間も動植物もその辺りにある石もみんないつかは仏様になるために輪廻転生を繰り返している。今は人間でも次は石かもしれない。だからみんなつながり合っているんだ…」と話をされたことを思い出しました。
何に生まれ変わっても魂の中心ハイヤーセルフは変わらない。以前は私が蝶だったかもしれないし、蝶が私だったかもしれない。
私は今世でいろんな人や場所、動植物と出会う旅をしたいなと改めて思いました。それが私の「ハイヤーセルフ・ジャーニー」だから。