【仮想レジアカ】ギターを知ろう(エレキ編)
この記事は「投げ銭」スタイルの有料ノートです。実質無料で全文お読みいただけます。仮想レジアカは、2020年6月に開始したオンライン上の創作実践アカデミーです。詳細はこちらの記事(文字をクリック)よりご覧ください。この記事では、仮想レジアカでギターを担当している山田岳さんに楽器について教えてもらいました。牛丼一杯分で、シーンをサポートしてみませんか(あなたのサポートが、シーンを豊かにします)。
何種類のギターを演奏されますか?
わたなべ:山田さんが演奏されるギターの種類について教えてください。
山田:僕は、クラシックギターを主としているのですが、その他にフォークギター、エレキギター、ルネッサンスリュート、バロックギターも持っています。フォークギターというのは、スチール弦を張ったものなんですが、これまで福井とも子さんの作品で使用したことがあります。
オーストリアの作曲家、クレメンス・ガーデンシュテッター(Clemens Gadenstätter)なんかも使っていますね。
Clemens Gadenstätterの「Tal Para Qual」
わたなべ:具体的には、ナイロン弦とスティール弦、どう違うんでしょうか?
山田:スティール弦は、テンションが高いことと、ピックで弾く楽器なので、打楽器的な要素のある曲で使うことがありますね。音量もボディもフォークギターのほうが大きいんです。
(左側がクラシックギター、右側がフォークギター)
あとは、E-Bowを使う作品では、スティール弦を指定されることがあります。
弦の数は何本?
わたなべ:ギターの弦は、基本6本ですけれども、時代によって数が違いますよね。
山田:そうですね。バロックギターは5弦だったんですが、多いもので11弦ギターというのもあります。でも結局、定着したのは6弦です。
わたなべ:何でなんでしょう?
山田:それだけの弦を弾く身体的な技術が追い付かなかったことと、音量もそれほど上がらなかったことが原因ですね。
わたなべ:楽器は発達するけれども、人間の指の数は変わりませんもんね。
エレキギターとクラシックギターの最大の違い
わたなべ:エレキ初心者なので、一から教えてください。
山田:音域はクラシックギターとほぼ一緒なんですが、最大の違いは音の出どころですね。あと、音量のコントロールが特徴的だと思います。音を遮断して面白い効果を出すことも出来ます。
エフェクター
山田:エフェクターは常に新しいものが出てくるので、沢山あるんですが、基本的には5系統くらいで効果を分類することができます。まずはディストーション。
ワウペダル
山田:あとよく使われるのは、ワウペダルですかね。
ワウ・ペダルは、ペダルを踏みこむことで「ギターの周波数帯を変化させる」エフェクター。踏みこんだ状態は高音域がブーストされ、上げた状態では中低音域がブーストされるようになっている。引用:https://guitar-hakase.com/2294/
残響はどのくらいで減少するか
ワ―ミーペダル
ワーミーは ペダル操作一つで「自由自在に音程を変化させる」ことができるエフェクター。音程を変化させるだけでなく、ハモりを加えるなど、ハーモナイザーとしても使うことができる。1オクターブ、2オクターブ、3度ハモり、5度ハモり、といった具合に細かく設定できる。
引用:https://guitar-hakase.com/7719/
トーキングモジュレーター
トークボックスとも言う。 エフェクターの一種。 スピーカー(ドライバーユニット)から出る楽器の音をホースで導いて口に咥え、楽器を弾きながら口の中で共鳴させた音をマイクで拾う事で楽器がしゃべっているように聞こえるという効果のものである。
引用:https://www.g200kg.com/jp/docs/dic/talkingmodulator.html
(トーキングモジュレーターを使用した作品、書いてみたい!)
実験:仮想レジアカをどう書くか?
わたなべが今回山田さんと作りたいのは、「仮想レジアカ」音です。音で「仮想レジアカ」を書いてみる、という実験を山田さんと一緒にやってみました。
これがどう楽譜で書けるのか?最終音になるか?最終結果をお楽しみに。
Virtual Residency for MusiciansのFacebookページでは、レジデンス期間に行われるオンライン講座や新しく作られた作品を随時アップしています。ぜひご覧ください。
これまでの記事まとめ
今後のスケジュール(随時更新)
音楽動画作りの基礎の「き」。
仮想レジアカ対談ー大瀧拓哉(ピアノ)×山田岳(ギター)
仮想レジアカ対談ー薬師寺典子(ソプラノ)×木村麻耶(箏)
仮想レジアカ対談ー北嶋愛季(チェロ)×橋本晋哉(チューバ)
仮想レジアカ対談ー黒田鈴尊(尺八) ✖ 今井貴子(フルート)
仮想音楽家レジデンス・アカデミー(公募記事)
前回の仮想音楽家レジデンスの報告・作品紹介
***
最後にちょっとだけ宣伝です。オンラインで作曲を学ぶ・知る・作る「オンラインサロン型さっきょく塾」、2018年からやっています。現在、10月から一緒に学ぶ仲間を募集しています。作曲未経験の方からプロフェッショナルな方まで、老若男女問わずどなたでも大歓迎です。
ここから先は
¥ 390
若手作曲家のプラットフォームになるような場の提供を目指しています。一緒にシーンを盛り上げていきましょう。活動を応援したい方、ぜひサポートお願いします!