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最終日の今日は、文化的コンテクストと絡めた作品あるいはアーティストをいくつか。
さて、昨日はLiza Lim(リザ・リム)の様々な作品を紹介しました。今日はその背景にある思想を見ていきます。
さて「日本の感覚を現代音楽でつかう?」という名の広義の文化論(のようなもの)。今日はまとめてLiza Lim(リザ・リム)の作品を。 華僑である彼女は中国文化、そこから拡大して日本文化、また自国オーストラリアの土地に目を向けアボリジニー文化、さらにはスーフィズムまで、様々な固有文化芸術とのエンゲージメントを作品の中枢に据えてきました。
さて今月は「間ってなあに?日本の感覚を現代音楽でつかう?」 先月に引き続き担当は森下です。 伝統芸能と現代音楽の融合を目指す、あるいはそれらについて発言をされる日本人あるいは日本拠点の作曲家の方は数多くいらっしゃいます。同世代だと桑原ゆうさん、ゼミソン・ダリルさん(通常の英名だとDaryl Jamiesonなので、日本式に姓名を入れ替えた表記を好まれて使われているようですね)などがよく知られているでしょうか。