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さて、今日は森下が興味深いと思う記譜をざっと駆け足で紹介します。エレクトロニクス入りのものは、偶然ですがありませんでした。インストラクションとしての機能に重きを置いていて記譜そのものにこだわる人が比較的少ないのかもしれません。また楽譜がオンライン公開されていて、かつ日本でまだ大きく取り上げられていなそうな人をなるべく選ぶようにしました。
さて昨日はわたなべさんのスペースノーテーションとタブラチュア形式の楽譜を参照しながら、記譜と音楽的発想の結びつきを考察しました。
さて今月のノーテーション回。昨日の序章につづいて実際のケースを考えてみようと思います。
今月のテーマはノーテーション。森下が主な担当です。 さてこのテーマで思い出すのが「中堅女性作曲家サミット」での小出稚子さんの発言。五線譜(staff notation/standard Western notation)は現在もっとも市民権を得ている記譜ですが、一方ではツールとしてある種の不自由さを感じている人が多いように見受けられます。小出さんはこのように言い表していました。