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双子との生活

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双子の母としての自分や子どものこと。
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#思春期

読み聞かせの温もりを胸の奥に

生まれる前から続けてきた寝る前の読み聞かせが、中2の夏、唐突に終わってしまった。 中学生になっても寝床に入ってからの15分間は読み聞かせタイムだった。以前、もう読まなくていいんちゃう?と聞いた時は、「自分で読むのと聞くとでは違うんだよ。聞く方が物語の世界をイメージするのに集中できるんだよ」と言われた。 それなら「もういいや」と言われるまでとことん付き合おうと決めていた。 ところが、中2になって勉強が難しくなり、テスト範囲も広くなって、1年生の時よりテスト勉強に時間がかかる

あなたがおっさんになっても♪

ついにこの日が来てしまった。 1週間ほど前、学校から帰った息子の声が少し変わっていた。風邪でもひいたような、出しづらそうな声。ドッチボールの応援で声を枯らしたのかな?と思った。 でもその日から、ずっと元に戻らない。朝起きた時から一日中、声が以前と違うままだ。文章の朗読がとても上手で、一年生の時は担任の先生に「音読の天使」と評された息子。音読は今も上手だが、澄んだ可愛らしい高い声ではない。 遂に声変わりが始まってしまった。 あぁ、なんだろうこの寂しさは。息子が少年から青