不思議な体験その2・臨死体験
ふと気づくと、見知らぬ場所に立っていた。
左右には見渡す限り一面の花畑。丈の低い、色とりどりの花が延々と続いている。立っているその場所は、花畑の真ん中に通る真っ直ぐな道の上。舗装されていないが、しっかりと踏み固められた道だ。真っ直ぐ前に続いていて、先はT字路になっている。T字路の向こうは森のようだ。
なんだかとっても気分がいい。
暖かく、明るく日が差して、花が小さく揺れている。人の声や車の音はないけれど、不気味な静けさではなくて心が落ち着く。そういえば電線や建物のような