雀荘で会った怖い人々②
女流プロに、今まで出会った迷惑なお客様の話を聞くと、ほぼ絶対に出てくるのが「出待ち」。
仕事を終えて、疲れた身体で帰ろうとすると、店前や駅のホームで、お客様が待っているのだ。
さりげない顔で。
それでも一応お客様なので挨拶や世間話に発展してしまうタイプと、完全に無視するタイプとに分かれるのだが。
ここで私は、無視するより、むしろ腹決めて会話する方を推奨する。
仕事後にまだ接客を続行しなきゃならない辛さはあっても、「おうちどこなのー?どこで降りるのー? あ、私用事あるから、次で降りるねー!」と先制パンチが打てるからだ。
無言でいる方が怖い。
彼はさりげなく同じ電車に乗ってきて、自分が降りれば同じ駅で降りる。
乗り換えても付いてくる。
この方が怖い。
このままでは自宅がバレてしまう!と思った女流は途中からタクシーに乗る。
「タクシー代かかったじゃねーか!クソが!」とキレているか、「怖かったよー。」と彼氏に電話している。
そして次回からは店長やメンバーに頼んで駅まで着いてきてもらうようになる。
これはもう、本当によくある話です。
みんなある。私もある。
あとメジャーな話でいえば、
「手作りの食べ物を頂いて困った。」
これもよくある。
申し訳ないが、ほとんどの女流が食べてない。
中に何が入ってるか分からないし、入ってなくても想像してしまう。
店で捨てるか家で捨てるかの二択だ。
だがしかし!
ごくまれに「今、食べてよ!目の前で食べてよ!」と言う猛者がいるのだ。
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