「読む時間」
翻訳者の仕事の半分は「読む」ことだと思う。
私の場合、仕事上は医学の専門用語が頻発したりして、
難易度が高くて脳に負荷がかかるものを読むことが多い。
プライベートで本を読む時は、
最近は短編小説やエッセイなど、
あまり頭を使わないものを読んでいる。
(プライベートの読書は、自分にとっては「カフェで休憩する」みたいなものである。)
今は森博嗣氏の『喜嶋先生の静かな世界』を読んでいる。
あと、文芸誌『スピン』も前の号を読んで気に入ったので、次号も予約した。
「あなたは、あなたの食べたものからできている」
という言葉があるが、
これを翻訳に例えると、
「あなたの訳文は、あなたが読んだ言葉でできている」
といった感じである。
良質なアウトプットは、良質で大量なインプットからしか生まれないのだ。
※この記事は小牧幸助|小説・写真様の企画「#シロクマ文芸部」に便乗させていただいて執筆したものです。
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