『シェニール織とか黄肉のメロンとか』感想
江國香織さんの新作(2023年9月15日発売)。
大学時代、教授から「三人娘」と呼ばれていた作家の民子、自由人の理枝、主婦の早希は、
数十年後に再会する。
『薔薇の木枇杷の木檸檬の木』みたいな、
各登場人物視点のゆるいストーリーが好きな人には好きな話かも。
それぞれの人に「人生」があり、
それぞれの価値観や幸せがあって、
勝ち負けや優劣ではない。
自分にとっては「パラレルワールド」みたいな感じ。
(結婚して子供がいたり、離婚したり、海外に住んでいたり、大学時代に仲がいい友達がいたら、
こういう人生もあったんかな……?みたいな。)
まぁ、『ないものねだり』なのはわかってるので、
別にその人達と人生代われるとしても代わりたくないけどね。
(年末の妄想のネタって感じ。)