5年生英語漫才熱狂的に練習中
本当なら今日が英語漫才の本番の日だった。
しかし前回の授業で「練習足りひん。もっと練習させてほしい」と子どもたちから「お願い」「マジでお願い」ってされたので、「オッケーわかった。ほな、完璧に仕上げてもらおうやないか!」と日程変更。
まあ正直な話、ネタの自由度を減らしたり、リピートアフタアミー練習をしつこくすれば、もっと効率よく本番までこぎつけただろう。でも今回はリピートアフタアミー練習をほとんどしておらず、発音練習は子どもたちがほぼ自力でなんとかしているので、そりゃあ時間はかかる。私の時間設計の見通しが甘かったということだ。
そして今日は次回の漫才本番に向けての練習日だ。簡単な説明の後「出ハケの練習も含めて、10分間ペア練、その後パートナーのペアとの合同練ね」とだけ告げてすぐに練習スタート。
子どもたちの熱量がすごい。次々と「こういうことやりたいんだけど、アリですか?」とアイデアを持ってくる。「おもろいやん、それいこ!」とオッケーを出すと、それを横目で見ていた別のペアが負けじと新しいアイデアでネタをさらにブラッシュアップしている様子。
2学期には落語をやったが、本番当日「やっぱり人前でやるのは無理」と、本番を辞退し、私の前だけで演じた子たちが数人いた。「恥ずかしくて無理」と、涙目だった子達だ。
その子達が今回は大笑いしながら生き生きとやっている。やっぱり相方がいることで、頑張れるのだろう。
また、去年の6年生たちの漫才動画を何本かお手本に見せたのだが、女子たちが振り切った演技をしていて、それを見ていた今年の子達、女子の振り切った演技がすごい。やはり先輩の影響ってすごい。
そして「英語難しい」「英語覚えんの、無理」とよく言ってる子達。この子たちが必死で覚えて言ってるのだ。どうにかして笑いを取りたい。相方と漫才を成功させたい。「笑いのためにはおれ、めっちゃ練習するで!」とやる気まんまんだ。「私、家でもめっちゃ練習してきてん」「相方と休み時間に合わせてるねん」
2学期に落語をやったことで、人を笑わせる快感に目覚めてしまったのだね。
子どもが生き生き頑張ってる姿、笑顔で話し合って笑い合ってる姿を見ているだけで、ものすごい幸福感に包まれていた私だった。