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愛は伝えなきゃ。

私は、よくいう「自分をまず愛してあげてね。」というフレーズがよくわからない。

人というのは、自分の存在価値を自分ひとりで感じられるものなのだろうか。(そういう人もいるにはいるんだろう、たぶん。)

誰かに「好き。」と言われたり、

誰かに「そういうとこ、ゆきの良いとこだよね。」と言われたり、

「ゆきが居てくれてよかった。」と言われたり、

そういうことで「あ、私は居ていいんだ。必要とされてるんだ。生きてる価値があるんだ。」って少しずつ感じられる気がするんだ。

誰にも必要とされず、ほめられることもなく、会いたいと思ってもらえてるのかもわからず、ひとりでぽつんとここに居て、自分をかわいいと、まず自分を愛してあげようと、思える人がいるんだろうか。

父の残したコトバのなかに

「ギブアンドテイクって言うやろ。まずはギブなんや。」というのがある。

好きだ、すてきだな、いいな、と思う人に

私は必ず自分から「好きだ。」と伝える。友達であっても、好きになった男の人にでも。

私にとって必要な人なんだと、まずは伝えたい。その人も私のことを思ってくれていたら、それはテイクとなって返ってくることもあるし、返らないこともあるけど、それでいいんだ。

伝えることが大事だと思ってる。

だから、私に「ゆきが必要なんだ。」と伝えてくれる人を、心から大事に思う。友達でもお客様でも、そして恋人でも家族でも。

キミが居てくれてよかった、そのコトバで私は私の存在価値を知ることができる。生きてていいんだ、ここに居ていいんだ、と思える。

ひとりで居てはなにもわからないんだよ。

歌っていても、仕事をしていても、

声に出して伝えてくれるひとがいる。

「今日聞きに来てよかった!」と声をかけてくれる人がひとりでもいたなら、私はその日のライブは大成功だと思っている。誰かの心に響いたんだと思える。自分の出來がどうだかは、関係ないんだ。誰かひとりでもギュッときて、ときめいてくれたらそれでいい。

「ご馳走様でした、美味しかった!」と、会計して帰ってくれるお客様が目をキラキラさせて言ってくれたとき、心底嬉しいし、私の作るものが誰かの栄養と笑顔に繋がったんだと感じられる。

結局何が言いたいねん、って

愛とか感謝とか、すてきだと思ったこととか、好きだとか、そういうことは口に出そうよってww

好きだって、みんな言おう。

それが誰かの心に栄養を与えるんだ。


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