映画ラストマイル
8月末にラストマイルを映画館で鑑賞してきました。この映画はずばり、Amazonを名指しで批判しているんです!映画ではDailyFastとかデリファスと呼ばれてますが、十中八九Amazonのことでしょう。大手流通の巨大倉庫の様子を見ることができます。
ストーリーとしては、DailyFastから届けられた荷物が相次いで爆発しているというもの。犯人、そしてその動機はいかに…
この話のポイントは「Customer Centric」=顧客中心主義。作中ではこれをマジックワードだと言っている。
一見、お客さんを最大限に満足させるといった良い響きに聞こえるが、そのためにはドライバー等の従業員のコストを押さえつけることになる。本作はそのことを批判しているように感じた。そして疲弊した従業員がいても、海外資本の本部、そして日本の上層部もフタをするのだ。
痛烈な社会風刺の映画を見たのだが、ハッとした思いだった。
AmazonやGoogleなどのサービスは便利だが、これを使い続けることで日本から海外に資金が流出し、日本人たちは自分たちの手によって、ますます窮地に晒されていくのではないか。
日本の企業のサービスを利用して応援したい。
しかし海外資本の巨大サービスが既にインフラとして溶け込んでおり、難しい。
爆発など苦手な方もいると思いますが、とても考えさせられる映画でした。
そしてこの映画はAmazonのprime videoに公開されるのか気になるところである。