保護猫に仕える
我が家には猫様が3匹います。
2匹は姉妹で保護されうちの子になったキジネコちゃん。
あと1匹は最近保護した長毛の子猫ちゃん。
里親さんに引き渡すまで、ホームステイ中です。
猫ちゃんを飼う、というのは不思議なもので、相棒のような犬さんとは違って「お仕えしている」感が強いです。
さらに保護猫ちゃんを迎えたとなると、医療費を払い、錠剤を飲ませ、目薬をさし、身の回りのお掃除をします。まるで平民の子を突然貴族のおうちに迎え入れるような、手のかかるお支度ですね。(こういう少女漫画大好き)
まあそれなりに大変ですが、充血していた目がキラキラ輝いてきたり、ガサガサのおけけがフワフワになったときの多幸感は何物にも変え難いのです。
猫様は手間をかければかけるほど、本来の美しさを取り戻してゆく神聖な生き物です。
野良猫さんは一見のんびり過ごしているように見えますが、感染症にかかったり、常に風邪をひいていたり、ノミダニがいたり、厳しい環境で生きています。
おめめが飛び出て失明した子や、エイズを患ってカビや口内炎に苦しむ子を何匹も見てきました。
世の中には変な人間も沢山います。虐待に遭うことも珍しくありません。
飼い猫は完全室内飼いを
野良猫にご飯をあげるなら避妊去勢手術を
ペットを迎えるのであれば、保護犬猫の検討を
外に出られないなんて可哀想!
手術するなんて可哀想!
そんな意見があります。
でも、事故に遭ったり、人間に虐待されたり、感染症に罹って一生苦しむより、お家の中は安全でいい場所です。避妊去勢手術は、病気も防げますしね。
最近野良猫をよく見るけど猫が好きなボランティアさんに言えばどうにかしてくれるでしょ、と思ってるそこのアナタ。
野良猫問題は地域の環境問題です。
野良猫さんは、地域で責任を持って避妊去勢するか、保護しましょうね。最近は手術の補助金を出してくれる自治体が多いので、ぜひ活用して下さい。
全ての猫様のQOLの底上げを願って、私は今日も保護猫様にお仕えします。