本源回帰、答えはみんなの中にある。
もともと医療といえば「自然療法」が一般的で、病気を治すには自ら体の声を聞き、養生しながら治るのを待つものでした。
しかし、近代の医療利権は薬を使う方法に無理矢理転換させたのです。「薬物療法」は、治癒反応(好転反応)の「症状」を「病気」と間違えて認識しているため、薬物 (毒物) で攻撃する根底的に誤った医療と言えるのです。
それでは、なぜそんな医療に転換させたのか?
一言でいえば、それは儲かるからです。
また、市場社会が破壊してきたのは、医療現場のみならず、大量の人工物質が人間の肉体や精神を破壊し(exがんやアトピーや人工ホルモン)、大気・水・森林etc環境を破壊し続けてきました。’11年の原発事故に至っては、もはや地球破壊と言うべき位相にあります。
一方で人々の意識潮流を見ると、1970年に豊かさが実現されて以降、過剰刺激に対する本能の拒否反応から、自然志向(ヒッピー、環境運動)、90年健康志向(スポーツジム、サプリメントブーム)、02年節約志向(エコ、もったいない)と、より本源的・根本的なものへ回帰していく潮流が形成されてきました。
そして、健康や環境に限らず、経済や産業、組織、家庭のあり方など、どんな分野でも目先的な方法から脱却し、深く根本を見つめ直す意識が顕在化しています。このような意識の変化こそが「自給期待」なのです。
ですから、この最先端の期待にどう応え、実現していくかが今後最も重要な課題になるでしょう。
このように自給期待を生み出しているのは、人々の本源回帰です。それは、現在の国家と市場社会を超え、より根源的な次元を見つめ直す動きです。身近な健康とか家庭を超え、経済や産業、社会のあり方に及ぶこととなります。
人々の本源回帰は、集団や社会(みんな)への深い探索意識を内包していると言えます。それが、単なるHOW toでは飽き足らず、より突っ込んだ追求を生み出しているのではないでしょうか?
一方で冒頭のように、現体制である市場と国家の崩壊現象はますます酷くなるばかりで、生き残り闘争とも言うべき状況が生まれつつあります。この現象からも、どうしたらいい?という答え欠乏は高まっていきます。
この本源回帰⇒答え欠乏は、現在の私権体制、市場と国家体制を突き抜けて、根本からの見直しを迫り、一気に社会統合期待を高めています。その突破口として「自給期待」への共認圧力が高まっているのです。
そして、この事象の根底において、
『お上がなんとかしてくれる、してくれない場合は要求すればいい。』
というぶら下がり意識を脱し、
『活きるため・実現するため・どうにかするためには、自分たちで主体的に考えよう。』
という傍観者➡当事者へのパラダイム転換が起きています。
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