日本は世界最古の先住民の末裔なのか?

この問いに完全に答えられる人はこの世にはいません。
ある程度の証拠はあっても解けていない謎が多すぎるからです。
よってこれは私の妄想ととらえていただいて結構ですが、私は日本が世界最古の先住民の末裔であると考えています。

有名な話では石器などがあります。
日本では群馬県の赤城山麓で1949年に磨製石器が発見されましたが、この磨製石器は3万年前のものになります。
海外で発見された最古の磨製石器はオーストラリアのヴォレンドルフ遺跡のものですが、これは約2万5000年前のものであるらしいです。
〝正史〟では、日本は大陸から人が渡ってきてから文明ができたことになっていますが、それはそもそもが嘘である可能性が高いのです。
日本にある磨製石器のほうが古いのでは正史は成立しなくなってしまうからです。
 
これらを考えるうえで出てくる言葉が縄文文明です。現行の教科書ではシュメール文明(メソポタミア文明など)が最古の文明とされていますが、縄文遺跡の姿が見えてきたことで、シュメールよりさらに古い文明であったということが考古学界に衝撃を与えています。

縄文時代は狩猟採集だと思っている方も多いようですが、遺跡の発掘調査では日本は1万年以上前から巨大な集落を作り、文化的な生活をしていたことがわかっています。
農耕もその時代から一部行なわれていたこともわかっています。
縄文の遺跡は数千カ所に及ぶが、一カ所からも対人用の武器が出土されていないといいます。

正確に縄文文明が何千年と表現することは難しいかもしれませんが、おそらく縄文人は大規模な争いなど経験したことがなく、小さな集落を形成して自然と一体化した平和な暮らしをしていたのではないかと考えられています。
これは平和主義、現代の違う言い方では〝平和ボケ〟した日本人の気質のルーツかもしれません。

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