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【スリランカ日記#4】 スパイシーかスイートか

スリランカに来て一週間が経とうとしている。

今週末の日本料理の提供開始に向けて、試作に励む毎日。

昨日と一昨日は魚の朝市に行くために5時に起きて、夜は9時まで仕事をしてたからへとへとになった。

でも、自分で考えて動いてるから楽しい。

漁港にはカラフルな船がたくさんあって、美しくて、見てるだけで楽しくなった。

見慣た景色も増えてきたけど、まだまだ新しい景色にも出会う。

魚は、まな板からはみ出すくらいの大きなマグロで約2000円、30センチくらいの魚だったら500円くらいで買える。

スリランカでは魚を生で食べる習慣はないけど、買ってすぐに捌いて寿司にしてみたら、ちゃんと美味しかった。

他にも唐揚げとか天ぷらとかお好み焼きとかかき氷とか、観光客にウケそうな日本料理を色々試作しては、スタッフたちに食べてもらって、ぼくはその反応を楽しんでいる。

お好み焼きは特に好評だった

おもしろいと思ったのは、どんな味か聞くときに「Is this spicy or sweet?」って聞かれること。

ほんとに、この国のごはんはスパイシーとスイートでできている。

別にスパイシーでもスイートでもない日本料理を、彼らはどう感じているんだろう…。

ぼくが作ってる料理は決して大したものではないけど、スリランカの人たちからしたらどれもこれも目新しい。

なんてったって、ぼくが上手に箸を使えるってだけで、「わお!日本の料理人!」ってなるんだから、日本人なら誰でも「日本の料理人!」になれる。


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