いぬつか ゆうき

スリランカにいます🇱🇰

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【旅日記】何者でもない自分を生きる

旅の途中、京都の山奥、天気は雨。 ありがたいことに、昨日はじめて会った丹波のおばさんが「明日うちに泊まりにおいでよ」と言ってくれた。 だからぼくの今日の予定は、夜までにそのおばさんのお家に行くこと。 それ以外はとくになかった。 朝10時、丹波のお家までのナビをいれてみる。 うーん、今からまっすぐ行くには早すぎる。 なにかゆっくりできるところがないか、マップをズームして経路を辿ってみた。 そしたらちょうど通り道によさそうなカフェがあった。 「2番目のテーブル」というよくわかんな

    • 【スリランカ日記#12】 近況

      ここんとこすっかりスリランカ生活にも慣れてきて、「これは日記にかかなきゃ!」という衝動に駆られることが減った。 というのが最近日記を更新していない言い訳。 まあでもそろそろ近況報告がてら書こう。 仕事の方はまだそんなにお客さんが増えないから、メニュー開発をしながらぼちぼち営業している。 ポテトコロッケとか、鯛のカルパッチョとか、かぼちゃのポタージュとか、いろいろ考えながらやってる。 中でも個人的大ヒットだったのは、ひよこ豆の豆腐の揚げだし豆腐。 ひよこ豆の豆腐はそ

      • 【スリランカ日記#11】 スリランカンガールの勧め

        ランチタイムとディナータイムの間に、3時間ほどの休み時間をもらえることになった。 ぼくはよろこんで目の前のビーチに散歩に出かけた。 ビーチ沿いには小さなサーフスクールが並んでいて、歩いていると次から次にサーフボーイのキャッチが飛んでくる。 おもしろいからそのまま話し込んでいると、みんなすぐに女の子の話を始める。 「彼女いる?」 「いない」 「じゃあスリランカンガールと付き合いなよ」 この会話を何度繰り返したことか。 ホテルの若いスタッフたちとも、通りすがりのおまわ

        • 【スリランカ日記#10】 日常

          今日はVISAの手続きでコロンボに来ている。 気づけばもう3週間も、ウェリガマで暮らしていた。 スリランカに来て1週間くらいは、目に映るどの景色を切り取っても異文化で、非日常を噛み締める毎日だったけど、3週間が経ってだんだんそれが日常に変わってきた。 右手でごはんを食べるのも、左手でおしりを洗うのも、クラクションが鳴り響く街の中を原付の後ろに乗って走り抜けるのも、だいぶ慣れてきた。 ちなみに、できればおしりはトイレットペーパーで拭きたいと思うけど、手でごはんを食べるの

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        【旅日記】何者でもない自分を生きる

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        • スリランカ日記
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          【スリランカ日記#9】 怒涛のディナータイム

          今週の火曜日に一人目のお客さんがきてから、毎日2〜5人くらいお客さんが来てくれるようになった。 昨日のお昼にはバングラデシュの高等弁務官(?)が来てくれて、ぼくのオムライスを食べて喜んでくれた。 昨日の夕方までは、よかった〜これから少しずつお客さん増えていくかな〜なんて思っていた。 しかし昨日の夜、どういうわけか信じられないくらいたくさんお客さんがきた。 一気にたくさん来すぎて、てんてこまいのはっちゃかめっちゃかだった。 ピーク時は20席近く埋まっていたと思う。

          【スリランカ日記#9】 怒涛のディナータイム

          【スリランカ日記#8】 うれしいファーストカスタマー

          ウェリガマはサーフィンの街として知られていて、ベイサイドはいつも外国人観光客で賑わっている。 海沿いの通りにはいろんなお店が並んでいて、中には“SUSHI”(写真を見る限りそれは“寿司”ではない)を提供しているレストランもある。 だけど、日本人の姿はまだ見ていなかった。 ひとりくらい住んでたりしないかな…。 そう思ってネットを漁ってみたら、ウェリガマで暮らしているっぽい日本人っぽい人を見つけた。 名前はルイさんというらしい。 早速メールを送ってみると、「めっちゃ近

          【スリランカ日記#8】 うれしいファーストカスタマー

          【スリランカ日記#7】 オープニングデー

          今日は日本料理のレストランのオープニングデーだった。 ホテルの入り口にみんなが看板を付けてくれた。 めっちゃぼくがおっきく写ってておもしろかった。 ぼくは仕込みをして待ち構えていたけど、結局お客さんは来なかった。 2組くらいお店に入っては来たんだけど、帰っちゃった。 明日は誰か食べに来てくれるかな。 そういえば、昨日は頭痛で少し寝込んでいた。 仕事は楽しんでいるけど、さすがに12時間×6日と15時間×3日の9連勤でくたばってしまったようだ。 疲れが溜まって仕事

          【スリランカ日記#7】 オープニングデー

          【スリランカ日記#6】 愛してる、アイスクリーム?

          スリランカの人たちはよくぼくに「これ日本語で何ていうの?」って訪ねてくる。 この前「I love youは何ていうの?」って聞かれて、「愛してる」って言ったら、「ice cream?」って返ってきておもしろかった。 他の子は覚えたての「愛してる」を電話越しの彼女に伝えたら一瞬で電話切られてておもしろかったし、ある人は笑顔で「〇〇、愛してる」って連呼してておもしろかった。 日本語を教えようとすると、確かに日本語って難しいなって実感するし、日本語流暢にしゃべれるぼくすごくね

          【スリランカ日記#6】 愛してる、アイスクリーム?

          【スリランカ日記#5】 終わらない夏

          ぼくがいるスリランカ南部は、今は雨季。 だけどずっと天気がどんよりしてるわけじゃなくて、バーっと振ってパーっと晴れるのの繰り返し。 気温は1日を通して大体25−30度くらいで、暑くてジメジメしてるけど、日本の真夏よりは全然過ごしやすい。 でも、ぼくは日本の四季のリズムの中で21年間過ごしてきたから、そろそろ冬が恋しくなる頃…。 ぐはぁ、今年の夏は終わらない! p.s.ちなみにここは12-3月くらいが乾季で、その時期は海もきれいらしい。だからその頃みんなも遊びに来てね

          【スリランカ日記#5】 終わらない夏

          【スリランカ日記#4】 スパイシーかスイートか

          スリランカに来て一週間が経とうとしている。 今週末の日本料理の提供開始に向けて、試作に励む毎日。 昨日と一昨日は魚の朝市に行くために5時に起きて、夜は9時まで仕事をしてたからへとへとになった。 でも、自分で考えて動いてるから楽しい。 漁港にはカラフルな船がたくさんあって、美しくて、見てるだけで楽しくなった。 見慣た景色も増えてきたけど、まだまだ新しい景色にも出会う。 魚は、まな板からはみ出すくらいの大きなマグロで約2000円、30センチくらいの魚だったら500円く

          【スリランカ日記#4】 スパイシーかスイートか

          【スリランカ日記#3】 仕事の初日

          はじめての仕事の日。 「7時半くらいに出発しよう」って言ってたけど、結局7時半くらいからお茶タイムが始まって8時半くらいの出発になった。 それからホテルに行くと、18歳と19歳の男の子が仕事をしていた。 若い子たちと関われるのはうれしい。 そしてホテルツアーをしてくれた。 2階までは客室ができてて、それより上はまだ工事中。 屋上にはプールやバーを作る予定らしくて、そこからの景色は絶景だった。 それからメニューの試作をするために買い物に出た。 一応スーパーみたい

          【スリランカ日記#3】 仕事の初日

          【スリランカ日記#2】 初日

          この1日で新しく見た世界が多すぎて、これまでのスリランカの記憶が全てこの24時間以内に構成されたとは思えなかった。 スリランカ初日は、長旅で疲れただろうとのんびりDay。 昨日ミルクティーを入れてくれたクシャンが今朝はロティを焼いてくれた。 ココナッツと小麦粉と塩と水を練って薄く焼いた生地に、玉ねぎと唐辛子とレモンを混ぜ合わせたチリソースをディップして食べる。 それから薬にもなるというココナッツドリンクも作ってくれた。 ほんとにココナッツがいろんな活躍をみせる。

          【スリランカ日記#2】 初日

          【スリランカ日記#1】 到着

          昨日のお昼に福岡空港を飛び立った飛行機はバンコクを経由して、深夜にスリランカの首都、コロンボに降り立った。 バンコクでは約6時間のトランジットがあったので周辺を散策することに。 せっかくなら現地らしい風景をみたくて、電車で一駅先の田舎町に行った。 飛び乗れるタイプのバス、遮断器のない踏切、原付3人乗り、道端に生えるバナナ、裸足の住人、半裸の商人、放し飼いの鶏、犬(しかも吠えてくる)、痩せこけた猫。 異文化を感じながら歩いた。 Wi-Fiはないから、事前にスクショして

          【スリランカ日記#1】 到着

          【スリランカ日記#0】 「スリランカ日記」はじめます

          スリランカに行きます!!🇱🇰 ぼくが日本縦断旅してた時に、料理のワークショップに参加してくれた方の旦那さんがスリランカの方で、その人から 💁‍♂️「スリランカにホテルを建てるからそこのレストランで日本料理をつくってほしい」 という依頼をいただいて行くことになった。 ちょうど、ぼくもそろそろ海外(インドか東南アジアあたり)行きたいな〜と思っていたところへのオファーだった。 できたばっかりのホテルだから、現地に行ったらまずどんな食材があるかを見て、メニューを考えて、現地

          【スリランカ日記#0】 「スリランカ日記」はじめます

          なぜぼくが「民藝」に興味をもったのか

          ぼくは最近「民藝」ってのに興味がある。 「民藝」とは、「民衆的工藝」の略語で、今から100年ほど前に思想家の柳宗悦という人たちが造った造語だ。 当時は、明治維新以降に日本に浸透した西洋美術の影響もあって、美しいものといったら、高価で敷居の高い美術品などが多かった。 しかし柳宗悦たちは、日本各地で、昔からその土地の暮らしに根付き、無名の職人たちによって作り続けられてきた工芸品に「美」を見出した。 見出したというか、「それまでの美術史に評価されてこなかった日用の雑器のよう

          なぜぼくが「民藝」に興味をもったのか

          フィルム現像7回目

          もう36枚撮りました! もうすぐSri Lankaにいくからその前に撮り切っちゃおうとおもって。 今回は始めてiso400を使った。 明るく撮れるということで気持ち暗く撮ってみたら思ったより暗くなったから、もうちょい気持ち明るめでよさそうだ。 おもに山陰と北海道の旅の写真。

          フィルム現像7回目