【スリランカ日記#1】 到着
昨日のお昼に福岡空港を飛び立った飛行機はバンコクを経由して、深夜にスリランカの首都、コロンボに降り立った。
バンコクでは約6時間のトランジットがあったので周辺を散策することに。
せっかくなら現地らしい風景をみたくて、電車で一駅先の田舎町に行った。
飛び乗れるタイプのバス、遮断器のない踏切、原付3人乗り、道端に生えるバナナ、裸足の住人、半裸の商人、放し飼いの鶏、犬(しかも吠えてくる)、痩せこけた猫。
異文化を感じながら歩いた。
Wi-Fiはないから、事前にスクショしていたグーグルマップを頼りに、カフェを目指して歩いた。
ところが歩道がなかったり、横断歩道に信号がなかったり、それなのに車は全然止まる気がなかったり。
そうか、歩行者優先は世界共通じゃない。
勇気を出して大通りを走って渡ってなんとか辿り着いた。
辛さ控えめって言ってたけどまあまあ辛いトムヤムガイと、おいしいパッションフルーツジュースをいただいた。
それからちょっと時間が心配だったから走って空港に戻ったら、汗びっしょびしょのくったくたになった。
でもおかげでバンコクからコロンボへのフライトではぐっすり眠れた。
コロンボに到着すると空港の職員がぼくをみつけて近寄ってきて、「電話で聞いてるよ」と言ってすんなりと入国させてくれた。
勤務先のホテルのオーナーが空港の知り合いに連絡をつけていてくれたのだ。
それから到着ロビーに着くと今度はぼくの名前が書かれた札をもったふたりのスリランカ人が手を降ってきた。
ありがたいことに、ホームステイ先まで送迎してくれる人たちまで手配してくれていた。
笑顔で「ユーキサン、オハヨゴザィマス」と、カタコトの日本語で挨拶をしてくれた。
時間は夜の0時を回っていたけど訂正するのもなんだったから、笑顔で「おはようございます」と返した。
それから駐車場まで荷物をもって案内してくれて、トラックに乗り込んだ。
ぼくは助手席に座ってシートベルトをしようとしたが、壊れているのかうまくはまらない。
するとドライバーさんは「ダイジョブ」といって、そのまま走り出した。
空港近辺は少し賑わっていたけど、高速道路を10分も走れば、街の明かりと星の明かりがいい勝負なくらいの田舎になった。
交通ルールは日本と似てそうだったけど、前の車を追い越す時は右ウインカーをつけ続けるという文化があるようだった。
2時間ほど走って、サービスエリアで休憩。
スリランカ人はなんか目つき悪そうな人でも、ちょっとぼくがペコッてすると、にっこにこでこっちを見返してくれる率が高くてうれしかった。
サービスエリアでは水とベジタブルロティを買ってもらった。
食べる前に「手洗いたい?」って言ってお手洗いに案内してくれたり、「甘いのもほしいでしょ?」って言ってスコーンも買ってくれたり、すごい親切だった。
そう、ロティはちょっとスパイシーだよって言われたけど現地飯にトライしてみたくてロティにしたら、汗が出るほどスパイシーだった。
そこからまたしばらく車を走らせた。
こんな真夜中に何時間も運転するの大変だと思うけど、ふたりともひとつも嫌な顔を見せずに送り届けてくれた。
ホームステイ先に到着すると、お家で寝てた住人がわざわざ起きてきてくれて、ミルクティーを入れてくれた。
それからシャワーを浴びて部屋に戻った頃には外は明るくなってきていた。
ちなみにシャワーは水シャワーでトイレにはトイレットペーパーはない。
トイレのあとは水をかけながら左手で洗うのがスリランカ式。
やる前は抵抗があったけど、一回やってみたら意外といけた。
そして部屋に帰ってスーツケース開けてみたらびっくり。
中の荷物が濡れていた。
服も本もびちょびちょでショックだった。
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