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(やりたいとは思ってないけど)儲かりそうだから独立したい、はイケてないという話

こんにちは。福岡でWeb制作をはじめ、プランニングなども行っているむすぶの安岡です。
後輩が独立を検討しだす年齢になってきたこともあり、色んな相談を受ける事が増えたので、思いをnoteに綴るようにしました。

やってて楽しい?と感じるばかりの相談

独立しようかな、会社を立ち上げようかなという相談を受けた際、必ず私が行う質問は「それ、やってて楽しい?」です。

もちろん、夢や理想だけでは商売できないし食っていけないのは重々承知です。だけど、儲かりそうだからという理由だけで起業する人のうち、聞いても完全につまらない話のパターンとして
・流行り物に乗っかる(Youtuber、インフルエンサーなど)
・収益構造がプラットフォームに依存している(Uber、ランサーズ登録など)
・無在庫、ノーリスクといった言葉にフックがある(コンサルなど)
といった傾向がある気がします。
※私の周りがこういった人なのかもしれませんが。笑

第一に、流行り物に乗っかる人。
この類の人は、好きな事じゃないものを継続する難しさを知らない人です。
人気Youtuberがやっていることを想像すると
・人気コンテンツのリサーチ
・リサーチに基づく企画
・撮影
・編集
・公開
といった感じかなと(めちゃくちゃ端折ってます)
このうち、撮影と公開をイメージしている人が大半。それはつまり、画面の向こうのYoutuberがオフラインで企画を練っているところや、必死にリサーチをしている姿、寝る間を惜しんで編集している姿を見たことがないからだと思います。小さな女の子が「将来はケーキ屋さんになりたい(だって毎日ケーキ食べられそう)」という事と同じレベルですね。
好きなことが数字に繋がり収益になる、これが一番の美談ではありますが、何が求められているかを意識するというのも大切です。

次に収益構造がプラットフォームに依存している人。
この場合、短期決戦でガッと稼いでハイ終了なら正解だと思います。
UberEatsのドライバーで10年稼げると思っているなら、間違いなく食いっぱぐれます。
プラットフォームに依存している、これはつまり
・自分の希望で値上げが一切できない=クオリティより件数
・Uberがいつデリバリーフィーを下げてくるか分からない
・Foodpandaのようにサービス終了もあり得る
と、大きな決断を完全にプラットフォームが握っているという事です。
これ、めちゃくちゃリスク高い仕事だと思うんですけど、巷のマクドナルドに配達員であろう人が溢れているのを見て、なんとも言えない気持ちになってます。

最後に無在庫ノーリスクに魅力を感じている人。
これは一部コンサル業務をやっている私だから声を大にして言います。
参入障壁が低いビジネスこそ、スキルと人格が問われます。
誰でも入れる場所=誰でも儲かる場所ではないです。

結局、「やりたい事」「やれる事」「(少なくてもいいので)儲かる事」が一致すべき

とりとめのない話になってしまいましたが、結局のところ「やりたいとは思わないけど儲かりそうだからやってみる」はフリーランスに向いてないと思うんです。だって会社行きたくないからフリーランスになるんでしょ(偏見)

それに、一番困るのは儲かる事こそ正義な人と会話していて、ワクワクしないって事。やりたい事でもないのに儲かりそうだから手伝ってって言われても、なんだか、ねぇ。な感じです。
お洋服だって食べ物だって音楽だって、共通の価値観があってはじめて盛り上がるわけで、お金稼ぎの話って、つまんないんです。

だから、自分がやりたい事ってなんだろう。やれる事ってなんだろう。そんな事に思いを馳せて、明日の自分を夢見る事も大切なんじゃないかなぁ、と思う今日このごろなのでした。

最後まで読んでいただいてありがとうございました

つれづれと書いた私の記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。ちょっとでもオモロイなこいつ、と思っていただけたら、ぜひスキをお願いします。また読んでもいいかな、と思っていただけたら、ぜひフォローをお願いします。
ではまた次回。

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