【日記】麻婆焼きそばを作りながら
(1194文字)
なんだかバタバタしている。
仕事が忙しいなら、イコール儲かるということで自営業としては嬉しい限りなんだけど、そういうわけでもない。
なんというか、意識が分散しているのかな。あれもこれも、と。
読みたいnoteも読めていなくて溜まっていく一方だ。
そんな時、やはり料理は良い。
料理に集中している間は他のことを忘れられる。
って、これ、酒を飲んでいる間は嫌なことを忘れられるというアル中のような仕組みか?
最近、麻婆豆腐を作ることにハマっている。
主な調味料は、酒、醤油、豆板醤、甜麺醤、ラー油、花椒(多め)。
これで充分に美味しいんだけど、もう少しコクが欲しいなんて思っちゃったりする。
それでオイスターソースや豆豉醤を入れてみたら、コクが出てこれはこれで美味しいんだけど、どうも輪郭がぼやける。入れる量の問題か?
中華鍋をゆすりながら、ふと昔付き合っていた女性に言われたことを思い出した。
先日、noteに書いた、受け止めきれなかった女性。
「悪口は聞きたくない」
そう話を終わらせられたことがある。
ボクとしては悪口ではなく事実で、こういう人に困ったことがあるということを話したかっただけで、話の流れで出た愚痴のようなものだった。
そういう彼女の基準で言えば、彼女の母親の話は明らかに悪口だったけど、ボクはどうしたらその関係が良くなるのだろうと考えを巡らせていた。
この違いが「愛されていると感じられなかった」理由のひとつでもあるな。
まぁ、そもそもボク自身に興味がなかったんだろうなということは、この件でも分かる。
悪口といえば、とある友人の悪口を言う癖には辟易したことがある。
とにかく他人の話になれば悪口だ。
共通の友人についても悪口を言うので、さすがにそれは嗜めた。
その友人は悪口ではなく愚痴のつもりだったと言っていたけど。
ボクが悪口だと感じるのは、それを話す人の目的と高揚感。
悪口というのは、人を下げるためのもの。逆にいえば、自分を上げるためのもの。
「あいつはこういうところがダメなんだよ」
ということはつまり、自分は分かっているということ。
そしてその話を聞いてもらっているということは、自分の立場がどんどん上がっていくようにも感じる。だから話していて気持ち良くなって高揚してくる。
まぁ、飲み屋なんかこういう話でいっぱいですな(笑)
「だいたいあの人はさぁ、分かってないわけよ。大人しくしてろってんだよ。ワハハ!」
なんてね。
高校生の時に居酒屋でアルバイトをしていたので、毎日こういう会話が耳に入ってきた。あれじゃぁまともなサラリーマンには成れなくて当然だ。
というこれも悪口になりかけているか?
なんて考えているうちに麻婆豆腐ができたので、焼きそばの麺の上にかける。
仙台名物麻婆焼きそばのとーと版のできあがり。
居間に持ってきたら、天井の上からなにやらガサガサ、カリカリ音がする。
ネズミも冬の準備で忙しそうだ。