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slack起点の社内オペレーションで社内業務を爆速化

こんにちは、Zen office岩瀬です。社内では10年程slackを使い続けていて、ほとんどすべてのオペレーションがslack起点で完結するようになっています。slackを使っている企業は多いかと思いますが、コミュニケーションのみでしか活用していないという声もよく聞くため、自社での生産性を上げる活用例を紹介してみたいと思います。

ほとんどのワークフローをslackに集約させていくことで、ストレスフリーなオペレーションを実現することができます。


ChatGPT でも証明済みであるチャットUIの威力

社内オペレーションで生産性を上げるための考え方としては、「すべてのインターフェースをslackに集約する」ということをしています。

なぜ、slackに集約するかというと、チャットUIというものが多くのユーザーにとって慣れ親しんでおり、圧倒的に使いやすいからです。これはLLMをChatインターフェースにした、ChatGPTでも証明済みで、チャットUIにすると使いやすくなります。

プライベートにおいても、LINE、facebookメッセンジャー、WhatApp、ダイレクトメッセージ、SMSなどと、スマホを持っているユーザーでチャットを使ったことが無いという方はほとんどいないと思います。また、ビジネスにおいても、slack、チャットワーク、Teams、チャットボットなど様々な面でチャットが活用されています。

ただ、ビジネスにおいてはチャットの良さが活かされていないことが多々見受けられます。わかりやすい例でいうと、モバイルに慣れているのにPCでしか活用していない、様々なツールに複数ログインする必要がありワークフローが分断されてしまうなどです。

これらの課題は「すべてのインターフェースをslackに集約する」という考え方で、slackベースにすると、社内でもユーザーはチャットに慣れているから様々なツールが活用されやすいという利点があります。

なぜ、slackが便利なのか?

そもそも自社でslackを使い始めたのは、10年程前で、最初はエンジニアメンバーの推奨で使い始めたと記憶しています。元々はエンジニア向けに作られたチャットであったため、今ほど一般化していなかったかと思います。

個人的に、なぜ、slackが便利なのか?ということを挙げてみると、様々なツールと連携が豊富なこと、ワークフローが組み込めることに集約されているかと感じます。

様々なツールと連携が豊富という点においては、有名なツール関係でいうとほとんどのツールと連携が可能なのではないでしょうか。当社でも、ChatGPT、asana、freee、Google Workspace、notion、Salesforce、Github、など様々なツールと連携しています。ツール連携が便利なのは、slackのUI上で多くの入力や出力がモバイル完結できてしまうことです。ブラウザで別ツールにログインする必要もなく、ワンタップ、ツータップでサクサクとタスク完了することができます。

次に、ワークフローが組み込めることは申請や承認系にとても便利です。経費精算承認や勤怠管理など地味に面倒なことなどは数秒で終わります。また、近日でいうと、ChatGPTの対抗馬として有力なclaudeが連携されだしていました。(ただ、エンタープライズプランでしか利用できないようなため、全組織に開放されることを期待しています。)

このあたりのslackの連携拡張を見ていると、iPaaSの分野と重なる領域に機能開発されているように感じるため、今後の機能拡張に期待です。

社内でのslack活用例

実際に社内ではどのような活用をしているのかを、まとめてもらったので、いくつか挙げてみます。

■営業系
・リード通知
WEBフォーム通過リードを、slackに即時通知→ISチームのアポ率向上

・リード情報拡充
リードのドメインから関連情報を付記し、slackへ通知

・ハドル
モニターが無い場合での、共有モニター化

・ SNS投稿
SNSと連携し、スタンプを押すとSNSへ自動投稿

・成約通知
成約案件を共有チャンネルへ通知し、リアルタイムでの成約状況把握

・日報
日報を日次で自動リマインド→報告

■プロジェクト系
・顧客/パートナーコミュニケーション
コミュニケーションツールとして、自社slackを利用

・エラー監視
システムエラー時にslackへ即時通知

・タスク管理
タスクステータスをslackへ即時通知

■社内コミュニケーション系
・スタンプによる文化形成
コアバリューのスタンプ化

・アンケート
社内簡易アンケートのslack化

・Thank You Card
今週最も輝いた、感謝したい人へのThank You Cardのslack化

・会議事前資料通知
会議準備資料作成時に、会議参加者への即時通知

■バックヤード系
・横断検索
slackに質問をすると、社内ツール横断検索し回答を表示

・未入金通知
未入金取引の担当者への自動通知

・各種申請
経費、勤怠、有給など申請フローをslack化

これらの他にも様々な点で活用がされており、何かしらのツールを新しく使う際や、新しいオペレーションが発生するたびに、「slackに連携し、slack化できないか?」という発想から始まり、あらゆることがslackに集約されていくという文化ができていると思います。

改善文化を形成すれば組織スピードが上がる

自社では、ちょっとした無駄なことはシステム化してしまおうという文化が根付いていると思います。掃除機もルンバだったり、鍵もスマートロックだったりします。

なぜ、改善文化が根付いているかというと、顧客の課題解決の仕事をし続けていることが日常だからだと思います。

エンジニアでいうと、ちょっとした手動を嫌い、どうすれば自動化できるか?を考え続ける方が多いかと思います。非エンジニアであっても、自分自身の仕事をもっと楽にできるか?を常に考え続ければ選択肢は見つかります。

日々何気なく、ルーティンでやっている仕事の当たり前を疑ってみる。当たり前を疑って、どうすれば解決できるかを考えてみる。解決策が行き当たってしまっても、できないと終了せずに、視点をずらして別の解決策を考えてみれば必ず新たな解決策がみつかる。

事業もオペレーションもどうすれば解決できるか、を常に考え続けることが重要なファクターですね。

当社のコアバリューのひとつも文化形成を担っていると思います。

テクノロジーの主導権をにぎる
日進月歩で進化するテクノロジーは、おどろきとおもしろさの宝庫です。
新しい技術を知り、試し、積極的に活用していくことで、新しい可能性が生まれていきます。ただし、テクノロジーはあくまで達成すべき目標に向かうための手段のひとつ。主導権をにぎり、囚われてしまわないことが大切です。

https://zenoffice.co.jp/aboutus

当たり前にとらわれず、常に考え続ける組織でありたい。


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