「マジメと笑い」
マジメな人はおもしろくない。
マジメな人は自分の限定された世界の中で生きているので、
それ以上のことはしない。
だから、マジメなのだ。
わたしは子どものころから先生のマネをしたり、
人前に出て、変な顔をしたり、ダジャレを言うのが好きだった。
大学でも落語と話術を研究し、話のウマイ社会人としてデビューした。
会社の宴会や慰安旅行では司会に駆り出され、イベントを企画し、
重宝された。
マジメな人をみていると、自ら笑わそうとできなくても、
なぜ笑わないのかと思うときが多々ある。
その無反応さは怒りさえ覚えるくらいに冷たい時がある。
鈍感なのか?傲慢なのか?自分のことが嫌いなのか?
マジメな人の無反応さは、頭が痛くなるほどの怖さを感じる。
精神分析の先達:河合隼雄先生によれば、マジメな人は自分の限定している世界を開いて、
他と通じることや自分の思いがけない世界が存在するのを認めること、これが怖くて
仕方がないから、笑いのない世界に閉じこもるという。
そうか、マジメな人は相手に対して心を開いていく余裕がないのか。。。。
だから、人の話を聴こうとしないのか。。。。
うん、笑わないのは、笑えないんじゃなくて、元から人の話を聴いていないのか。。。
私は「冗談も休み休みに言え!」と言うくらい、冗談を言う。
だから、マジメな人に言いたい。
「マジメも休み休みにしてほしい」
いま、私の興味は、あるクソマジメな人が冗談を言えるように
笑いの洗脳を行っていることなのだ。
マジメな人が心を開くにはどうしたらいいのかを
心の専門家の端くれとして真剣に考えている。
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