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未来のレストランはメディアになる
この言葉がすごい好きだ。
僕がnoteを始めることになるキッカケとなった『料理人付き編集者』こと江六前一郎さん。https://note.mu/erokumaeのタイトルにもなっている。
そんな江六前さんは、有名な料理雑誌の編集者という華やかな肩書きのジャケットを脱ぎ、それこそ裸一貫で始めた「MAGARI」というポップアップ編集室を仕事場にした。今まで誰もやってなかった。江六前さんだからこそ表現できる新しい世界感に共感した。
何をやるかというと、レストランの一角を間借り(MAGARI)し、そして飲食業のレストランを中心にスポットを当てシェフの新しい働き方を一緒に話しながら考えていこう。という取り組みだ。今まで料理をつくることが中心だった料理人にレストランの枠を超えた新しい価値観と、言葉という武器でこれからの飲食業の未来を切り開いていく…。カッコよすぎる。しかもイタリア語にあるMAGARIのニュアンスとリンクするところもあり1人で胸を躍らせた。
僕の言葉では同じ熱量を伝えられないのが残念だが、これからの飲食業にとって未来のあるプラットホームになることでしょう。いや必ずなる。
よし。勇気を出して会いに行こう
いつもは青山一丁目の「The Burn」での間借りだが今回は新しい場所、六本木の「ラ ブリアンツァ」で初の週末開催とのことだった。体験しなくては後悔すると思い参加してきた。最後の方にはラ ブリアンツァのオーナーシェフ奥野さんも同席してくださり、とても充実した時間を過ごせました。ありがとうございます。
色々とお話しするなかで自分のビジョンや、いまの飲食業の問題点、改善点、そして未来を話していると本当にたくさんの気づきがあった。
自分1人で考えているとアイデアや情報が溢れ、頭のメモリーがいっぱいになっていた。初めての事に興奮し、あれもこれもやりたい状態で脳内はパンパンだ。
江六前さんはそんな僕の話を丁寧に聞きながら、ひとつひとつパズルのピースを埋めていくように組み立て説明してくれた。情報整理として大事なことや、これからの僕のやりたい事など細かくチューニングして、いまやるべき事。そして、それがどこに繋がるかを教えてくれた。
これまで料理だけつくっていた僕には新鮮だったし、やっぱり1人では出来る事には限界があると実感した。だが見方を変えればみんなで協力すれば何でもできるともとれる。
今回の実りある時間を活かす為にも、宿題として持ち帰ったものを自力で形にし、江六前さんに編集してもらいながら、僕にしか出来ない事を始めることにした。
今はまだボヤけた世界だが、これからアップデートしながら解像度を高め皆さんにお伝えしたい。
その時は「名もなき者」の僕に、背中を押す力をください!!皆で力を合わせれば、誰でも未来を変えれる事をこの場で証明したい。個人の時代と言われるがそれは「独り」の力ではなく、チームとしての「1人」の力の事だと僕は解釈する。
最後に印象的だったこと。
たぶん江六前さんは意識してないかもしれないがトータルで話した時間が1時間半ほど。これは凄く良い。ダラダラせず集中して話せるし、もう少し話したいなと思う最適な質量で終わる。日本人は待ち合わせの時間にはうるさいのに終わる時間には無頓着だ。仕事でも遅くまでやるのが良い風潮もある。飲食業で問題とされる労働時間も終わりの時間を意識すればもっと改善されるなぁと気づかされた。本当にありがとうございました!
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