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【エッセイ】迫り来る変化を感じること
じりじりと迫り来る変化は、日々の暮らしを過ごすなかで感じない───
少し感じても、今までのバイアスに囚われて
ついつい、普通の、いつもの、普段の、と
いつもの通常であると思い聞かせることで
ひとときの安堵感を人は求めてしまう。
いったい何が普通なのか───
日々の変化、
この瞬間も時間が進む限り
自分を含めて全ては変化していることは
理屈ではわかっても
心底感じることは恐怖を伴う。
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「最近の台風はどんどんひどくなってくるよね」
何気ない家族との会話の中で
じりじりと迫り来る変化
地球温暖化に伴う気候変動を感じる。
ニュースは過去最大とか、何年以来とか、何かとわかりやすい表現をしたかと思うと、急にトーンを変えて警報を叫びだす。
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「君たちは怖くないのか?───」
先日のイベントで気象予報士の石原良純さんに楽屋挨拶の時にいわれた言葉。
楽しいトークショーの中にも、シリアスな学びをわかりやすく伝える責任感がある。
情報に翻弄されると、
気づいた時には遅いことばかり。
政府、自治体、地域コミュニティ、家族、
まずは自助があっての共助が大切なこと
公助を頼りに出来るのは数パーセントの可能性しかないと防災士の研修で学んだ。
ニュースで流れる救出劇は、自分達には訪れない事実に向き合う必要がある。
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先日、国連広報センターとお話しできる機会があった。
いまの時代に合ったムーブメントは何なのか。
国民運動を担う立場として真摯に受けとめ
襟をただして取り組まないといけない。
何もしないとよくなることはなく───良くない、迫り来る変化を日々感じることになる。
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ジャガーノート 圧倒的破壊力の台頭
経済は「使用価値」人間のニーズを満たす有用性 を中心に回っていた、資本主義の目的はただ一つ、利益を生むこと。
このシステムで重要なのは、物の使用価値ではなく、「交換価値」、お金ではなく、資本。
資本はさらなる資本を生み出すために再投資されなければならない。このプロセスは決して終わらず、ひたすら拡大し続ける。交換価値を蓄積するプロセスに明確な終点は存在しない。
それは根本的に人間の必要という概念から切り離されたもの。
ウイルスに似た振る舞い。
永遠に拡大し続けるようプログラムされた圧倒的な破壊者、ジャガーノートになる。
いま読んでいる本
あまりにも衝撃的な事実を知り
ゆっくり読み進める中で、
今までの社会人としてやってきたことが
如何に流されていただけだったのか
これから生きる上での社会貢献を考えさせられる。
成長には複利的性質がある
なんでも好きなものを───
チェス盤に米粒の寓話
32マス目 20億粒、王国は破綻
64マス目 1800万粒
成長信仰に陥った人類は
指数関数的な成長に歯止めをかけることが出来ずに
破壊的な活動を突き進んでいる。
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じりじりと迫り来る変化に敏感になるために
出来ることはなんだろうか───
回りに振り回されずに、
いろいろなリスクをイメージして、
心構えすること。
じりじりと迫り来る変化は、日々の暮らしを過ごすなかで感じない───
何もしないと───もっとよくなることはない。
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