見出し画像

5Gビジネスはいつ開花するんだろう?2020年夏に考える📱5️⃣

"5Gビジネスを生々しく考えてみた"Splashtopさんとの動画製作で考えたこと。

先日といっても6月になりますが、ビジネスパートナー様であるSplashtop様のオウンドメディア向けに、5Gの少々マニア向けの動画制作をしました。

ちょうど、自社のオウンドメディアをnoteに全面移行するタイミングということもあって、私がnoteを始めるきっかけにもなった仕事でした。

せっかくなので、note記事を共有しておきます。

ちょっとマニア向け?という感じなので、中田さんのYoutube大学みたいに、キャッチーで誰でもわかる!という方向の逆に行っておりますが(笑)

制作の意図として、一般向けのフォロワーを増加させる目的ではなく、私達がビジネスの場で議論をする中で、閃きがあった技術要素やポイントを伝えることで、同じように5Gビジネスに真剣に取り組む方々に、少しでも役立つプライベートセミナー的なものにできないか?という思いがあってのことです。

なかなか5Gビジネス検討に役立つコンテンツがない。

ネットでいろいろ探してみましたが、初心者向けの紹介動画などは結構あるし、書籍も出ているのですが、いざリアルビジネスで5Gベースの検討を進めるにあたって役立つようなものはなかなかありませんでした。
10倍にスピードが上がるよ!とか、自動運転できるくらい低遅延になるよ!とか1万個のIoTデバイスがつながるんだ!とか言われても、イノベーションは起こらないわけで・・・。
よく言われる大容量・低遅延・大量接続という、よくモバイルの説明で三角形が書かれていたりしますが、リアルの案件でアイデア出しをしたりする時に、全くそんなこと考えてませんでした。

よくよく考えてみると、3Gや4Gの時も同様なことで騒いでいたかと思います。5Gは新たなビジネス創出面において、めちゃめちゃ期待値が高いと思ってますが、そのビジネスモデル検討において、既存技術の延長は知っておくべきではありますが、キーファンクションにはならないのでは?と考えています。

例えるなら、20年ほど前は、PCのCPUやメモリーがだんだん性能が上がる度に新しいPCが欲しくなったものですが、いまはもうなんか違いがわからんというか・・・逆に加齢に伴う老化による自分のデグレの方が気になるわけです。

実際の5G実証実験検討の中で、我々に閃きを与えてくれた5G技術。

本当は一発どり90分で、5Gの基礎のおさらいやら、こんなこと意味ないよねーやら、余計なトークもありでしたが、動画ではちゃんと編集いただき、その中で、皆さんにお伝えしたい"5G技術"を取り上げています。
私たちが普段から一番ホットに議論していたこととして、MEC :モバイル・エッジコンピューティングを取り上げています。

エッジコンピューティング
https://youtu.be/Qk61OCIraJU


もう一つは、スループットなどの品質設計上、考え方として欠かせなかったプライベート(クローズド)ネットワークの重要性として、ネットワークスライシングを取り上げています。

ネットワークスライシング
https://youtu.be/fJfy5w-szec



あとは、一般常識的なことの受け売り的な内容にはなっていますが、5Gビジネスを検討するにあたりよく言われるBBXモデルです。

ビジネスモデル
https://youtu.be/blhUM4BSdJ8

Splashtop様との5G実証実験の成果〜60フレーム転送が成功

普通に書いてしまうと、それだけ?ということかもですが、この実証実験を実現するためには、エッジコンピューティングとプライベートネットワークの設計をナイーブに考える必要がありました。

ドコモオープンイノベーションクラウド™で画面伝送の実証実験-最大値60フレームを実現-
https://www.splashtop.co.jp/iot/article/article03.html

この結果はアメリカ本国のサイトでも発表されており、日本の5G環境のクオリティの高さのアピールにも繋がるのではないかと考えています。

Splashtop, the Fastest Remote Desktop Solution, Just Got Even Faster
https://www.splashtop.com/press_release/splashtop-the-fastest-remote-desktop-solution-just-got-even-faster

このような技術が一般的に普及することで、5G基地局側のエッジコンピュータにリモートコンピューティングするだけで、様々なサービスが享受できる世界が広がります。
もともとSplashtopは、ゲームのDiablo向けのモードなども搭載していたことで一部マニアには有名でした。
今後は、リモートデスクトップの画面転送だけでなく、ARスマートグラスであったり、ウェアラブルデバイス・コントローラーなどの入力インターフェイスに対応していくと、様々な分野での活用が期待できそうです。

やはり期待すべきキーワードはMECでしょうね。

これは楽天の三木谷さんがさんが昨年末のセミナーで語っていたことですが、ほんとその世界観のような気がしています。

三木谷社長が語る楽天5G「全国に4000のMECを置く」
https://businessnetwork.jp/Detail/tabid/65/artid/6876/Default.aspx

『大体2~5km以内に、皆が大規模なコンピューターを持つことになると思ってほしい』
わかりやすく言ってるなーと思いました。もっと設備の仮想化がどんどん進むことによって本当にAWSのようなマイクロサービスアーキテクチャな世界が拡がっていくような気がします。というか確実にそうなっていきます。


そうなると、完全に理解している人はサービスを作れてしまう人・利用できる人になるということですね。開発費用・期間・工数などなど、そういう問題ではなくなるのかもしれません。そうなると完全にキャズムの溝は超え、マジョリティ層がそれらのサービスの利用者として、LINEを使うかのように普及しているんだと思います。
今年の夏は、まだまだ5Gといっても期待値だけの状況ですが・・・。

年末にかけて、またアイデア出して何かやってみますかねぇ。ニューノーマルな世界を目指して!

2020.8.22 毎日暑い中ウォーキングしてる中ですごい入道雲を発見

いいなと思ったら応援しよう!

Yukihiro🧸
記事執筆のための、いろいろな本の購入費用として活用させていただきます!